試食

ちゃんぽん女子大歓喜のリンガーハット新店舗「リンガール東京」第1号店に行ってきました


女性が1人でラーメン屋に行きにくい」という声に応えたのか、長崎ちゃんぽんチェーン店「リンガーハット」が、女性向けの新店舗「リンガール東京」の第1号店を、女性の集まる街・池袋に本日オープンしました。

「ちゃんぽん」を「ちゃんPon」、「皿うどん」を「Saraうどん」とオシャレっぽく表現し、通常の小麦麺のほかにローカロリーの寒天麺が選択できるなど、いわゆる「女子力」が高まりそうなこのお店で、一通りのメニューを平らげてきました。


「ちゃんPon」「Saraうどん」など、いつもの「リンガーハット」では食べられない「リンガール」限定メニューは以下から。リンガール東京 - リンガーハットグループ

「リンガール東京」第1号店は池袋・サンシャインシティALTA内B1Fにあります。


店先をぱっと見た感じだと、ちゃんぽん店というよりもナチュラル志向のスイーツショップのようです。


「New Style ちゃん Pon」を主力とした店舗。


店の外には大きなメニュー表が。サンシャインシティはビジネスマンがランチによく利用するからか、平日のランチタイムは通常1080円のセットメニューが980円に値引きされるとのこと。


主力メニューの「ちゃんPon」は2種類。スープの違いのほか麺の種類も選択可能。「国産小麦麺」と「寒天麺」、そしてその両方を半々ずつ入れた「ハーフ&ハーフ」の3種類が設定されています。


お店の中に入るとすぐにカウンターがあり、ここで事前に注文します。


SuicaやPASMOでの支払いもできます。


店内提供のアルコール飲料はビールがメインで、専用サーバーが用意されているようです。「生ビール」のほかに「とまとビール」「にんじんビール」「ジンジャーハニービール」など、苦いビールが苦手な女性でも飲めそうなカクテル感覚のラインナップとなっています。


店内は落ち着いたベージュを基調とした色でまとめられています。カフェのような雰囲気なので、確かに女性は入りやすいかもしれません。


店の内側に向いたカウンター席が5席。1人での食事も取りやすそう。


このカウンターにはコンセントがついているため、仕事でノートパソコンを持ち歩いていたり、携帯を充電したりする際には便利そう。コンセントはついたて部分ではなく、テーブルとほぼ地続きに設置されているため、使用時には水分をこぼさないよう十分注意が必要です。


注文すると番号札を手渡されるので、それを持って席に移動。料理が運ばれてくるのを待ちます。


ふと辺りを見回すと、「ちゃんPon」という斬新な表記について、店内のポスターで解説しているのを発見。新しいスタイルのちゃんぽん=ちゃんPonということのようです。


まず最初に運ばれてきたのは「ちゃんPon あっさり塩スープ」(税込880円)。


麺は「寒天麺」を選択しました。


具はエビやプチトマト、豚肉、ゴーヤー、ニンジン、パプリカなど国産野菜をふんだんに使っています。どのメニューも使う野菜はおおむね共通ですが、季節にあわせて野菜の種類は随時変更する可能性があるとのことでした。


イモ類かと思ってかじりついたこの野菜が、実はニンニクで結構びっくりしました。スタッフの方の話によると、「ニンニク抜き」という注文に対応しやすいようにごろっと丸のまま入れているとのことでしたが、メニュー表に特に記載がなく、見た目やメニューのイメージからニンニクがデフォルトで入っているのを予想するのはなかなか難しいため、あらかじめ入っているのを教えてほしかったところです……。


スープは名前の通りかなりあっさり味で、最初の一口目ではやや物足りなく感じましたが、食べているうちにちょうどよくなってくる優しい味付け。具材の味を邪魔しないので、野菜をたくさん食べている気分を満喫できました。しかし寒天麺がものすごく淡泊な味わいだったため、スープの薄味と相まってちょっとあっさりしすぎてしまったようにも感じたため、このスープには小麦麺の方が合っているのかもしれません。


続いて、「ちゃんPon 豆乳スープ」(税込880円)


豆乳を使った白いスープに、プチトマトやエビといった色鮮やかな食材が映えます。


こちらは「国産小麦麺」と「寒天麺」の「ハーフ&ハーフ」にしました。麺の食感が混ざってしまうかと思いきや、「国産小麦麺」の小麦の香りとぷりっとした弾力が、寒天麺のやわらかな食感を完全に覆い隠す結果となっていて、特に違和感なく食べ進めることができました。スープは「塩スープ」より味付けは濃い目、豆乳のまろやかさが加わって、さらっとしたポタージュスープのようでなかなかのもの。個人的にはこちらがヒットでした。


続いて「Saraうどん」のターンに突入。先に運ばれてきたのは「Saraうどん パイ風ボール」(税込880円)


長崎皿うどんは揚げた麺にあんかけをかけて食べるものですが、このメニューは麺をボール形にして揚げて器のようにしています。


見た目がキレイなのでちょっともったいないですが、器を崩すようにして食べ進めます。


食べていたら、大きなショウガのかたまりを発見。厚切りのためなかなかスパイシーなので、これもイモか何かだと思って食べるとちょっとダメージを受けますが、アクセントとしてはかなりアリ。底に沈みやすいようで、ほかのメニューでも食べ進めていくうちに発見することができました。


パリパリした器の食感はよく、見た目も新鮮で面白いのですが、いかんせんボール形にしたせいか麺の分量があんに対して少なくて塩辛く、食べ続けるのがちょっとつらかったです。もうちょっとあんかけの味付けが薄ければスープ感覚で食べられそうです。


そして主食のラインナップの最後を飾るのが、「Saraうどん 平打ちサクサク麺」(税込880円)


袋状になっている揚げ麺は、ぱっと見おかきのような形状。


ショートパスタのような感じで、短めに切って揚げられている様子。


かじってみたところ、中は空洞でした。パリパリとしたパイのような食感の麺とあんかけの相性もよく、皿うどんの麺よりも口当たりが優しいというか、口中に突き刺さって痛い思いをせずに皿うどんのいいところを味わえるようなメニューとなっています。あんかけと麺の分量もちょうどよく、ちょっとビールが欲しくなってくる味です。


サイドメニューのご飯類は2種類で、左から「塩ぶたどんぶり(レギュラー150g)」(税込350円)、「豆と雑穀ごはん(スモール100g)」(税込200円)


レギュラーとスモールでは確かに鉢の大きさが異なります。


豚肉にはしっかり塩味のタレがかかっていて、さっぱりとしているものの食べ応えアリ。ちょっと小腹がすいた時であればこの1杯で十分かもしれません。


「豆と雑穀ごはん」は「塩ぶたどんぶり」のご飯にも使われていますが、豆の食感がしっかり感じられる一品で、「Saraうどん」だけでは物足りない時などに合わせて、余ったあんをかけて食べるのにちょうどよさそうです。


サイドメニューのぎょうざは2種。「3色スープぎょうざ」(税込300円)


トマト、ほうれん草、うこんでぎょうざの皮の色を変えています。


ぎょうざの形もちょっと凝っていて、見た目にも楽しい一品。ぎょうざの皮がスープにひたってぷるぷるとした食感でした。スープの味とぎょうざ自体の味付けが重なってちょっと濃い目に感じたので、「ちゃんPon 塩スープ」くらいの薄味だと個人的にはうれしかったです。


3色蒸しぎょうざ(税込300円)


こちらも3色のぎょうざが使われています。


タレをつけていただきます。


見た目のヘルシーそうな印象とは裏腹に結構ジューシーで食べ応えもばっちりでした。


デザートの「とろけるミルクプリン」(税込200円)は、3種類の異なるソースが用意されています。


「トマトソース」はカットされた生のプチトマトが乗っています。


プリンを一口食べた瞬間、口の中ですっと消えてしまったように感じるほど口溶けがよく、ミルクの風味もほどよい感じでかなりおいしかったです。トマトとプリンも相性はなかなかで、このプリンを目的にお茶をする感覚で入店してもいいかもしれないと思うほどでした。


「柚子ソース」はゆずの風味によってプリンもさっぱり味に変化。同じプリンがベースではありますが、かなりソースによって表情が変わります。


「ジンジャーハニーソース」はショウガのピリリとした刺激が効いています。個人的にはミルクプリンのまろやかさがそのまま味わえる「トマトソース」が気に入りましたが、どれもミルクプリンとソースが互いのおいしさをひき立てあっていました。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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