GANTZに出てきそうな一輪車「モノサイクル」が実際に走行しているムービー
運転する人間とエンジンなどを囲むようにして車輪が付いている一輪車「モノサイクル」が、実際に道路を走行しているムービーです。今年の1月に実写映画も公開された人気漫画「GANTZ」に出てきそうな外見の乗り物が本物の道路で走っている様子を見ていると、なんだかとても近未来な感じがしてきます。
モノサイクルが実際に走行している様子は以下から。Welcome to Kerry McLean’s Machines | Inventor of the McLean Monocycle | Contact Us Today About Customizing Your Toy!
YouTube - Kerry McLean & His Monocycle
ムービーは、トラックの荷台のような場所からモノサイクルを取り出すところからスタート。
モノサイクルにまたがり、さっそうと走り去って行く男性。
明らかに公道とおぼしき道路をモノサイクルが走っていきます。かなり風景に溶け込んでおり、あまり違和感はありません。
軽快なエンジン音だけを聞いていると、普通のバイクが走っているよう。
真正面から見てみるとよくわかりますが、ドライバーは前方を確認するために顔を横に出さなくてはなりません。ちょっと見づらそう。
この男性がモノサイクルの作者であり、ドライバーでもあるKerry McLeanさん。松本零士のような帽子がよく似合っています。
停車状態から道路へ飛び出すときなど、急カーブをする場面では足を地面すれすれに投げ出すことでバランスを取っているようです。
そして走行中はステップ部分に足を引っかけて姿勢を保ちます。
Kerry McLeanさんは1971年からモノサイクルを作っているそうですが、これは最初期のもの。
これは開発初期のモデルです。
モノサイクルの開発は決して順風満帆とは言えないようで、McLeanさん自身、2001年のテストランでは事故を起こしてしまい、九死に一生を得ています。それでも継続して開発を続ける姿勢はさすがです。以下のムービーの2分55秒辺りから事故の様子を確認できます。
YouTube - McLean V-8 Monocycle (Crash 2:55)
最新映像である、2011年の2月に行われた最高時速テストの様子はこちら。ちなみに、最高速度は時速80マイル(時速128.72キロ)ほどだそうです。
YouTube - The 2011 McLean Drag Wheel (High Speed Test Run)
また、携帯電話端末メーカーとして有名なノキアのCMに、McLeanさんと息子さんがモノサイクルに乗って出演しています。
YouTube - Mclean Monocycles in Nokia SatNav commercial (3rd of 3)
・関連記事
運転にはバランス能力が必須、漕ぐ必要のない電動一輪車「Enicycle」 - GIGAZINE
一輪車に乗れなくても大丈夫、世界初の体重移動するだけで真横や斜めにも移動できるHonda「U3-X」はこんな感じでした - GIGAZINE
アメリカンタイプな感じの一輪自転車 - GIGAZINE
用途に応じて4パターンに変形、全自動で目的地まで移動する近未来の乗り物「Supple」 - GIGAZINE
一人乗りの超軽量小型飛行艇「Flynano」 - GIGAZINE
音速の壁を軽々と越え、弾丸よりも速く走る自動車「Bloodhound SSC」の開発が順調に進行中 - GIGAZINE
・関連コンテンツ