おおたかどや山標準電波送信所が落雷により再び停波、北海道・東北地方の電波時計が時刻修正不能に
3月12日に福島原発での事故に伴う避難命令に従い停波した後、4月21日から暫定的に電波送信を再開していた「おおたかどや山標準電波送信所」が、4月25日(月)12時06分に発生した落雷のため再び電波の送信を停止したことが発表されました。
電波送信再開からわずか5日ほどで再び停止されてしまいましたが、今後の動きについては現在検討中とのことで、送信再開の時期については言及されていません。
停波の発表については以下から。イベント&トピックス | 福島県おおたかどや山標準電波の停波について(速報) | NICT-独立行政法人 情報通信研究機構
4月21日に電波の送信を再開していたおおたかどや山標準電波送信所が、4月25日(月)12時06分に発生した落雷のため電波の送信ができない状態となり、再び停波の状態となってしまったことが分かりました。
情報通信研究機構(NICT)の発表したアナウンスは以下。
おおたかどや山標準電波送信所では、福島第一原子力発電所の周辺地域を対象に避難指示が出されたことを受け、標準電波の送信を3月12日(土)19時46分から停止していましたが、必要な措置を実施し、4月21日(木)13時54分に暫定的に送信を再開していました。
しかしながら、4月25日(月)12時06分に発生した落雷のため送信ができなくなりましたのでご報告します。今後の対応等については、現在検討中です。
4月21日に電波が復旧した際のアナウンスには「今後、落雷や停電等により停波を余儀なくされる可能性もあります。標準電波をご利用の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願い申し上げます。」という一文が書かれており、今回の停波はまさにこの落雷によるものであるため、想定の範囲内ではあったようですが、思いのほかその時期が早く訪れてしまいました。
電波時計の電波を送信する送信所は日本に2か所あり、九州局のはがね山標準電波送信所は問題なく電波を発信しているとのこと。そのため、はがね山標準電波送信所の電波の圏外となる主に北海道・東北地方で、電波時計の時刻合わせ機能がしばらく使えなくなりそうです。
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