モバイル

総務省、ソフトバンクモバイルの度重なる重大な通信障害について指導


総務省が本日、ソフトバンクモバイルが重大な通信障害事故を度重ねていることを踏まえて、電気通信設備の適切な管理の徹底を図るように指導を行いました。

重大な事故が度重なっているとのことですが、いったいどのような通信障害が起きていたのでしょうか。

詳細は以下の通り。
(PDFファイル)電気通信設備の適切な管理の徹底に関するソフトバンクモバイル株式会社に対する指導について

このリリースによると、総務省は2008年4月9日以降の1ヶ月間で3回発生した「重大な事故」に該当するサービス中断に関する報告を受けて、いずれの事故もシステムの信頼性向上対策や障害の極小化対策といった、設備管理のために必要かつ適切な措置が十分になされていなかったとした上で、ソフトバンクモバイルに対して、このような事故が再発しないよう厳重に注意した上で、事故の再発防止策の検討や予備設備の点検を実施するように改善を求める指導を行ったとのこと。


ちなみに「重大な事故」の該当要件は以下の2つを満たしていることとなっています。

1.サービスの提供停止、または品質の低下の影響を受けた利用者の数が3万人以上
2.サービスの提供停止、または品質の低下の時間が2時間以上のもの


なお、4月9日から3件起きたとされるソフトバンクモバイルの「重大な事故」は以下の3つとなっています。

1.
発生日時:平成20年4月9日(水)18時09分~23時41分(5時間32分)
影響を受けたサービス:第3世代携帯電話の音声通話発着信不可
影響範囲など:全国の約87万ユーザー
原因:在圏位置登録装置電源部の両系故障

2.
発生日時:平成20年5月5日(月)3時37分~6時45分(3時間08分)
影響を受けたサービス:第2世代携帯電話の全サービス利用不可
影響範囲など:秋田県全域、青森県、福島県及び宮城県のそれぞれ一部地域の約4.4万ユーザー
原因:移動体通信交換機の両系故障

3.
発生日時:平成20年5月6日(火)6時29分~11時13分(4時間44分)
影響を受けたサービス:第3世代携帯電話のパケット通信サービス利用不可
影響範囲など:東京都東部、千葉県西部及び埼玉県南部のそれぞれ一部地域の約64万ユーザー
原因:パケット交換機の両系故障

そして総務省はソフトバンクモバイルに対して、再発防止策や予防策を取りまとめて6月13日(金)までに報告するよう求めています。

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in メモ,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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