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覚せい剤の売上で1万8753冊のコミックを購入したディーラー、コレクションを没収されることに

by Terry McCombs

マネー・ローンダリング(資金洗浄)にもさまざまな手法があるかと思われますが、覚せい剤取引で得た資金を大量の希少コミックブックの購入にあてていたとされるディーラーが逮捕され、総額5000万円近いと見られるその1万8753冊のコミックを没収されることになるようです。

詳細は以下から。Accused Meth Dealer Faces Loss Of His Beloved 18,753 Comic Books | The Smoking Gun

コロラド州デンバーで大規模に覚せい剤取引を行い2009年8月に逮捕されたAaronとAlfonzoのCastro兄弟は、覚せい剤取引で得た資金で高額な初版本コミックを大量に購入していたとされ、これらのコミックを販売していた形跡はないのですが、コミックを通じた資金洗浄を試みていたものと見られています。コミックは1万8753冊、総額5000万ドル(約4120万円)ほどの価値と見られ、なかには1冊で3500ドル(約29万円)という高額なものもあったそうです。

Aaron Castro(30歳)


連邦検察は2011年3月2日に連邦地方裁判所に対しこれらのコミックブックの没収を申し立て、コミックが覚せい剤取引で得た利益で購入されたものだとする証拠として、Castro兄弟のもとで覚せい剤を販売していた末端ディーラーの証言が添えられています。

証言したディーラーの1人Lonna Gwinnは、Aaronとコミックストアで会い覚せい剤の売り上げを渡し、Aaronが箱一杯のコミックを買うのを目撃したことがあると話し、「Aaronは麻薬で得たお金をコミックブックにつぎ込んでいたせいで、お金に困りはじめていたようだった」と語っています。また、もう一人のディーラーはやはりコミックの購入資金は覚せい剤で得た収益だったと証言したうえで、Castro兄弟がコミックの整理をするのを手伝ったことがあると語っています。

「コミックを買いすぎてお金に困っていた」というCastro兄弟ですが、コミックを販売していたという証拠は見つかっていないとのことで、資金洗浄のためにコミックを買っていたのかコミックを買うために覚せい剤を売っていたのか、自分たちでもわからない状態になっていたのかもしれません。

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in メモ,   マンガ, Posted by darkhorse_log

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