「ムシクイ」の名に納得、かいがいしくヒナにエサを運ぶ母鳥を鮮明にとらえた美麗な写真

まだ空を飛ぶことができないヒナたちが枝にとまりおなかをすかせて待つところへ、せっせと昆虫を捕まえては運ぶムシクイのお母さん。どこの世界でも子育ては大変……と育ててくれた両親への感謝の気持ちを思い出させてくれるようなその姿が、インドネシアの写真家Octavianus Darmawan氏によって鮮明にとらえられています。
写真は以下から。Amazing pictures of warbler chicks at feeding time | Mail Online
不機嫌そうな表情のヒナたちは、背後からごちそうを持って近づくお母さんに気付いていないようです。

母さんが手ぶらで帰ってきたことにショックを受けているようなヒナたち。

ヒナにバッタを与える母鳥。

右の2羽が大きな口をあけて「僕にちょうだい僕にちょうだい!」と競う横で、左のヒナは自分の番ではないと悟ったのかあきらめたような表情。

触覚の長い昆虫はコオロギでしょうか?

1匹の虫を3羽のヒナで分け合うのではなく、自分の番を待ち1匹ずつ食べるようです。

日中だけでなく、夜もおなかをすかせたヒナたちのためにエサ探しは続きます。

クモを捕まえ、ヒナたちのもとへ帰るところ。

幼虫も食べるようです。

母鳥と変わらぬ大きさのこのヒナはいささか育ちすぎのような気もしますが、なかなか親離れできないのでしょうか。

インドネシアのジャカルタでこれらの写真を撮影したOctavianus Darmawan氏(56歳)によると、数日間でヒナと母鳥を収めた「会心の1枚」を撮れることもあれば、数週間かかることもあるそうです。

「ヒナにエサをやる母鳥を見るといつも感心してしまいます。エサを探し子どもを育てるのは大変な仕事で、ヘビやネコといった危険に遭遇することもありますが、母鳥たちはとても働き者で、熱心に子育てをしています」とDarmawan氏は語っています。「鳥たちを見ていると、自分を育ててくれた両親の苦労がしのばれ、ありがたく思うようになりました」
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