生き物

視覚障害者の女性、巨大ナマズを釣り上げ2つの世界記録を樹立


進行性の眼疾患網膜色素変性症により非常に弱い視力を持つSheila Penfoldさん(59歳)に、「釣りは楽しいよ」と説き伏せて夫のAlan Penfoldさん(63歳)が釣り旅行に連れ出したのは4年前のこと。Alanさんも、同じく釣り好きであるという息子のArthurさんも、長い釣り歴で自分たちが釣り上げたことがないほど巨大なナマズをSheilaさんが釣るようになるとは夢にも思わなかったことでしょう。

めきめきと腕を上げナマズ釣りの達人となったSheilaさんは、2009年には女性が釣ったナマズとして世界最大の魚を釣り上げ、さらに今年10月にはアルビノのナマズとして世界最大の個体も釣り、2つの世界記録を達成しています。

詳細は以下から。Blind fisherwoman breaks TWO world records on holidays after being taught by her husband | Mail Online

ロンドン南部Wandsworth在住のPenfoldさん夫妻は、スペイン・バルセロナ近郊のエブロ川へよく釣り旅行へ出かけるそうです。

2009年、そのエブロ川でSheilaさんは、女性の釣り人によるものとしては世界記録となる214ポンド(約97kg)の大ナマズを釣り上げました。写真右端がSheilaさん、左端が夫のAlanさんです。


今年秋、夫妻が再びエブロ川へ2週間の釣り旅行へ出かけたとき、夫のAlanさんは「何としてもSheilaが釣ったものより大きいナマズを釣ってみせる」と心に誓ったそうです。数日目には212ポンド(約96kg)の大物を釣り上げましたが、Sheilaさんの記録には届きません。しかし、それでは満足せずに粘ることで、文字通りSheilaさんの記録に「勝るとも劣らぬ」ちょうど214ポンドの魚を釣り上げることに成功したそうです。

一方Sheilaさんは、10月4日、1時間にわたる引き合いの末「車でもかかったのかと思う手応えだった」という192ポンド(87kg)の大物を釣り上げます。この大物は引き揚げてみるとなんとアルビノで、視力障害者のSheilaさんは周囲の人の声により初めてアルビノだということに気付いたそうです。

192ポンドはアルビノのナマズとしては余裕で世界記録とのこと。身長160cm足らずと小柄ながら、細腕で見事2つの世界記録を手にしたSheilaさんに対し、夫のAlanさんも「これにはかなわない」と負けを認めたようです。


ちなみにこれまでに釣り上げられた世界最大のナマズは2005年にタイで釣られたメコンオオナマズで、重量は646ポンド(約293kg)とのことです。

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in 生き物, Posted by darkhorse_log

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