取材

ネット通信制御で誰でも簡単に全自動でパンが焼ける「BBC NET-OVEN」


省スペースで100V電源を使って動作させることが可能、冷凍パン生地を投入するだけで最適な焼き加減を調節してくれるオーブン「BBC NET-OVEN」の実機がFOODEX JAPAN 2011会場内に登場しました。

冷凍パン生地を焼くなら誰でも簡単にできるのではないかと思ってしまいがちですが、その解凍や発酵具合の見極めなどが必要なため、例え焼くのがアルバイトであっても研修が必要になってくるとのこと。そういったノウハウをプログラム化してネット通信経由でオーブンに配信してパン生地1種類ごとに最適な焼き加減を設定して全自動で焼いてくれるため、オーブンの操作さえできれば誰でも全自動でおいしいパンを焼くことができます。


「BBC NET-OVEN」の詳細については以下から。ブレッドビズケア株式会社 BREAD BizCARES

ブレッドビズケアのブースはまるでサービスエリアなどにある屋台のような感じです。


このキッチンの大きさは約1坪ですが、その中にすっぽり収まってしまう小型のオーブンが、写真左側の「NET-OVEN」。


これが「BBC NET-OVEN」。本体価格は240万円、導入費用と納品価格を併せると約250万円ほど。稼働にはインターネット回線と自動制御でパンを焼き上げるASPシステムを必要としますが、それぞれ月額3000円ほどです。


とにかく場所を取らないので、サンウエーブキッチンテクノが提供している一坪キッチンというパッケージ型店舗と併用すると、小さな焼きたてパンのお店をすぐに出店できます。


このオーブンは100V電源で動くため、設置のための電気工事やダクト工事も不要。オーブン自体のサイズも76cm×78cm×180.6cmと比較的コンパクトですが、1時間に最大60個程度、8時間稼働を想定すると1日に400個以上のパンを焼き上げることができます。


冷凍生地の開発によってパン職人でなくともパンを焼くことはできるようになりましたが、生地の解凍状態や発酵状態を見極め、焼き具合をほどよく調整する技術を磨かないとおいしいパンを焼くことはできなかったそうです。しかし「BBC NET-OVEN」を使えば、冷凍生地をオーブンにセットするだけで、プログラムによってパンの種類ごとに最適な調理を行ってくれるので、未経験のアルバイトやパートでも簡単においしいパンを焼くことができ、人件費の削減や研修コストのカットが期待できるとか。


ブレッドビズケアでは米粉を使ったパン生地に力を入れているようで、その見本も飾られていました。


冷凍状態の米粉クロワッサンの生地を見せてもらいました。パン生地は冷凍の物を使用するので、整形したりこねたりといった作業は不要。使用する生地に制限はなく、他社の物を購入して焼く際も、ブレッドビズケアに最適なレシピのプログラムである「デジタルレシピ」を組んでもらえるそうです。


焼き上がったクロワッサンはこんな感じ。こんがりとおいしそうに焼けています。専任スタッフなしでここまで作れるというのはやはり驚きです。

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in 取材,   , Posted by darkhorse_log

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