酔った勢いで妻にキスをした男性、あやうく投獄されそうになる
by Chiceaux
酔った勢いで妻にキスを迫った夫が、訴えられてあやうく刑務所での服役を言い渡されそうになるという事件が起こりました。
夫婦であれば酔った勢いであれ何であれ、キスするというのはごく一般的なスキンシップだと思われるのですが、いったいなぜ法廷を舞台に夫婦が争わなくてはならなかったのでしょうか。
たった1度のキスが刑事事件に発展してしまった事件の詳細は以下から。Man who kissed wife's bottom avoids jail | News.com.au
昨年6月、帰宅して妻と話をしようとした時、男性(48歳)は酒を飲んでいました。ベッドに寝そべっていた妻に向かって、彼は「機嫌を直してくれ」と2度懇願しました。妻が「嫌よ」と拒否したところ、彼は妻を力ずくで押さえつけ、彼女の下着をはぎとってお尻に口づけました。
「やめて!」と叫ぶ声を聞いて、その時家にいた子どもたちは母の寝室に駆けつけました。妻は子どもたちを怖がらせないように「お母さんはちょっとくすぐられただけなの」とウソをつこうとしましたが、男性はありのままの事を子どもに言ってしまいます。
警察から事情聴取を受けた際、男性は自分が暴力的な行為をしたことを認め、妻に謝罪しました。彼は、気がふさいでいる様子だった妻の気分を盛り上げるためにあのような形でキスをしたものの、それが度を越しすぎていたと認めました。
男性は当時アルコール中毒に悩まされていて、週に2~3回は深酒をしてしまうような生活をしていましたが、今は毎日教会へ通って規則正しい生活をしていると法廷で訴えました。ちなみに男性は現在失業中だということで、このことも夫婦仲を悪化させる原因になっていたのかもしれません。
Olivia McTaggart判事は、刑期について被害者である妻が納得するような期間が提示されたものの、刑の執行は保留されるべきであると判断しました。判事は、「彼の行為は妻を強く辱める行為でした。事件当時、家に子どもたちが居合わせてしまったことも、彼女の屈辱感をより強いものにしてしまったはずです」と語っています。
21年間もの間連れ添っていた夫婦は、この事件を期に別居したそうです。McTaggart判事は4か月の懲役を男性に宣告しましたが、彼がこれ以上性的暴力に及ばないという条件で、3年間の執行猶予期間を与え、1年半の保護観察処分を言い渡しました。
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