インテルとNVIDIAが6年間のクロスライセンス契約に合意
by MyTudut
インテルとNVIDIAが6年間のクロスライセンス契約に合意しました。
2004年から、インテルはフロントサイドバス技術をNVIDIAにライセンス供与する一方で、NVIDIAは3DやGPUに関する技術の特許へインテルのアクセスを許すクロスライセンス契約をしていましたが、2009年にチップセットのライセンス契約を巡って互いに提訴する事態となっていました。
今回の契約により、インテルとNVIDIAの間の特許関連訴訟は全て取り下げられることになります。
詳細は以下から。
Intel Announces New Patent Cross License Agreement with NVIDIA
NVIDIA Newsroom
インテルとNVIDIAの発表によると、両社は新たに今後6年間にわたる包括的な特許のクロスライセンス契約を結んだとのこと。
この契約により、インテルは契約期間中、NVIDIAの特許のライセンスを受け、NVIDIAはインテルの特許のライセンス(ただしx86プロセッサなど一部製品は除く)を受けることになります。また、インテルは今後5年間にわたり、NVIDIAに総額15億ドル(約1243億円)を支払います。
インテルがNVIDIAの持つ3Dやグラフィック関連の特許をすべて利用可能なのに対して、NVIDIAはインテルの所有する特許のうち特定のものしか利用できない不公平な内容となっていますが、それを埋めるのが15億ドルの支払に当たるようです。
・関連記事
NVIDIAが第2世代Tegraプロセッサを開発、モバイル機器でHD動画やFlash、3Dゲームがより快適に - GIGAZINE
Intelの新型CPU「第2世代 インテル Core」新登場、DVDをわずか3分でエンコードするなどあらゆる作業が高速に - GIGAZINE
IntelがMcAfeeを77億ドルで買収、ハードとソフトの両面からのセキュリティ技術の向上を目指す - GIGAZINE
・関連コンテンツ