MicrosoftとGoogleが5年にも渡って繰り広げてきた特許戦争でついに和解


MicrosoftとGoogleというIT業界の巨人によって5年間もの間繰り広げられてきたスマートフォンやゲーム機器を巡る数々の特許侵害訴訟が、ついにすべて終結することになりました。

Google, Microsoft Resolve Patent Fight Over Phones, Xbox - Bloomberg Business
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-09-30/google-microsoft-resolve-global-patent-fight-over-phones-xbox

Google and Microsoft end all patent litigation | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2015/09/google-and-microsoft-end-all-patent-litigation/

かつてGoogle傘下だったMotorola Mobilityに対してMicrosoftは、MotorolaのスマートフォンがMicrosoftの保有する特許に関わる特定の機能を使用しているとして、機能使用停止をもとめる差止訴訟を起こしていました。これに対してGoogleは、Microsoftのゲーム機XboxについてMotorolaの保有する特許を無断で使用しているとして、特許使用料を請求するなどして応戦。双方それぞれが、アメリカやドイツの裁判所に合計20件の訴訟を提起し合う「特許戦争」状態にありました。


しかし、2015年9月30日、泥沼の争いの様相を呈していたその特許戦争が、ついに終結。すべての特許侵害訴訟が取り下げられることになりました。Microsoft、Googleが出した極めて短い共同声明では、「MicrosoftとGoogleは特許係争で合意に達したと公表できることを嬉しく思っています。この合意によって、両社はこれまでの特許訴訟を取り下げ、さらに、特定の特許事項で互いに協力することで、将来のユーザーの利益に貢献することに合意しました。」と発表されています。


今回の特許訴訟の取り下げについて、クロスライセンスの合意があったのか、金銭の支払いがあったのかなどの詳細は一切不明です。しかし、Microsoft・Googleが共同声明で明らかにした「ユーザーの利益に貢献する」分野とは、両社がAmazonやNetflixなどと結成した「Alliance for Open Media」の設立目的である「次世代の動画圧縮・配信技術の開発」であると予想でき、今後、スマートフォンやPCでのストリーミングコンテンツが強力に進化・発展していくことが期待できそうです。

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