塗り絵感覚でPCを使わずプログラミング体験、「テントウ虫ロボット」と「かぶと虫ロボット」のキット
10月9日(土)まで幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2010に、ジェイエス・ロボティクスの虫ロボットシリーズ「てんとう虫ロボット」と「かぶと虫ロボット」が出展されていました。
小学4年生からを対象とした教育用ロボットとのことで、紙やホワイトボードに描かれた白黒のパターンをセンサで読むことで命令を記憶させ、パソコンを使わずにプログラミング体験ができるそうです。
画像やムービーは以下から。幕張メッセ5ホール、茨城研圏央道沿線・千葉県東葛新産業創出推進ネットワークのブース。
その一画でジェイエス・ロボティクスが出展していました。
テレビ番組で紹介されたこともあるそうです。
こちらが「てんとう虫ロボット」(左)と「かぶと虫ロボット」(右)。
パッケージ。
キットの中身はこんな感じ。基板は完成品なので、ドライバーとハサミがあれば簡単に組み立てることができます。対象年齢は小学4年生から大学生とのことです。
さっそく「かぶと虫ロボット」にプログラムを読ませ、実行してもらいました。
YouTube - 「てんとう虫ロボット」にプログラムを読ませる様子
YouTube - 「てんとう虫ロボット」で「雪やこんこん」を再生
裏面の黒い4つのセンサは、センサの1mmほど前方にある物体が黒いか白いかを判別します。
こんな感じのプログラムシートをなぞってプログラムを読ませるわけです。
1つの命令は、左3つのセンサを使って3マス×2列の6つのマス目のそれぞれが白いか黒いかを判別することで読み込むので、2の6乗で合計64種類の命令コードがあります。一番右のセンサが読む部分は、「この2列がセットで1つのコード」と判別させるためのもの。これらを組み合わせることで、音を出したり、「1秒間前進したら左のモーターを停止させる(左に曲がる)」といった動きをプログラムすることが可能です。
こんな感じのシートをサイトからダウンロードできるので、印刷してこのマス目をぬりぬりすれば簡単にプログラムを書くことができます。
最初から入っている内蔵プログラムもあるので、組み立ててすぐに遊ぶこともできます。これは黒い線の上をトレースする「ライントレース」を行っているところ。自分で白い紙に図形を描いてトレースさせることもできます。「8」の字など交差部分があると厳しいとのことですが、ジグザグやうずまき、三角形などならOK。子どもが喜びそうです。
YouTube - 「かぶと虫ロボット」のライントレース
振動モーターで歯ブラシを振動させて動く「てんとう虫ロボット」はタイヤで動く「かぶと虫ロボット」とはちょっと違った動きをするとのことなので、「てんとう虫ロボット」の方も動かしてみてもらいました。
YouTube - ブラシを振動させて動く「てんとう虫ロボット」
てんとう虫ロボットは4980円、かぶと虫ロボットは5880円で、ジェイエス・ロボティクスのサイトで販売されています。
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