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日本ならではの電子書籍端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」をシャープが発売、電子書籍配信サービスも


諸外国で電子書籍配信サービスが活気付き始める中、いまだに各社が主導権を争う形でにらみ合いを続けている感のある日本ですが、ついにシャープが日本の書籍文化に適した豊かな表現力と使いやすいユーザーインターフェースを備えた電子書籍端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」を発表しました。

ガラパゴス諸島に棲む生物たちのように独自の進化を遂げた日本の携帯電話を揶揄する意味合いを持つ「ガラパゴスケータイ(略称:ガラケー)」などといった言葉が示す通り、「ガラパゴス」という言葉にはあまり良いイメージが持たれていない印象がありますが、日本の携帯電話市場で堂々のトップシェアを誇るシャープであるからこそ、あえてこのようなネーミングを施したのかもしれません。

詳細は以下から。
第1弾 電子ブックストアサービスを12月よりスタート | ニュースリリース:シャープ

シャープのプレスリリースによると、同社は個々のユーザーのニーズに合わせて進化し、新しいユーザー体験を提供するクラウドメディア事業「GALAPAGOS(ガラパゴス)」を開始するそうです。


第1弾となる電子書籍配信サービスは12月にスタートされる予定で、定期購読(有料)を申し込んだ新聞や雑誌などの最新のコンテンツを利用できるほか、おすすめの電子書籍コンテンツの体験版(無料)が自動配信されるとのこと。なお、サービス開始当初のコンテンツ数は新聞、雑誌、書籍など約3万冊。

また、サービスの開始に合わせて「GALAPAGOS」の愛称を冠したメディアタブレット2機種を専用端末として同時発売する予定で、5.5インチ液晶を搭載して文庫本感覚で手軽に読めるモバイルタイプと、10.8インチ高精細HD液晶で雑誌が見開きで楽しめるホームタイプの2機種がラインナップ。

専用アプリケーション「GALAPAGOS Station」との連携により、メディアタブレットで購入したコンテンツをパソコンで管理し、読み終えたコンテンツに評価をつけたり、自分の感想を書き込むことや、WEBブラウザでパソコン向けサイトを表示することなども可能です。

これが10.8インチ液晶搭載のホームタイプの「GALAPAGOS」です。1366×800の高精細液晶を備えており、カラーはブラック系のみがラインナップ。


5.5インチ液晶搭載のモバイルタイプ。ディスプレイの解像度は1024×600でシルバー系とレッド系の2つのカラーがあります。こちらはレッド系。


シルバー系はこんな感じ。なお、いずれのモデルもIEEE802.11 b/gの無線LANを搭載しています。


並べたところ。


また、「GALAPAGOS」は縦書き表示、ルビなどの日本語特有の表現に対応した電子書籍フォーマット「XMDF」に対応することで、見出しやイメージ画像などのレイアウトは変えないまま、文字サイズだけを読みやすく変更し、画面をタッチして次の文章が表示できるなど、見やすい工夫が盛り込まれています。

「GALAPAGOS」の特設サイトは以下から。

メディアタブレット:シャープ

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in モバイル,   ネットサービス,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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