ナムコと森永乳業が「黄金比率プリン」を共同開発、10月に新発売
ナムコが全国のフードテーマパークで開催してきた全国お取り寄せプリンイベント「プリン博覧会」をプロデュースしてきた全国のプリン事情に精通するナムコ「最強のプリン発掘隊」が全国2000種類以上のご当地プリンのノウハウを元に、人気のご当地プリン6種を選定、さらに森永乳業と食感や卵黄と生クリームのバランスを4つのポイントから科学的に分析し、理想の比率(黄金比率)を見出し、商品化したとのこと。
一体どれだけすごい究極のプリンなのかという詳細は以下から。
ナムコ、森永乳業とコラボで「黄金比率プリン」を共同開発
内容量は80グラム、200キロカロリー。全国の量販店や小売店などで販売予定、価格は税別130円。発売日は以下の通り。
10月9日:関越・関東
10月23日:東海・関西地区
11月6日:その他全国
なお、ナムコによると日本のプリン文化は独自のもので、そもそもの始まりは船乗りの保存食として作られたといわれているそうで。15世紀の大航海時代にイギリスが7つの海を制覇していったときに、船上でありあわせの材料で食料にしようと、パンくず・牛脂・フルーツ・ナッツ・卵・粉などの残り物をひとまとめにし、蒸し焼きにし、これがいわゆる「プリン」(プディング)の始まりだそうです。
この蒸し焼きの手法による調理が、その後、イギリスの家庭に入り、いろいろなバリエーション(パンプディングやライスプディングなど)が生まれ、そのひとつに卵と牛乳で作るカスタードプディングがあり、これが今の一般的に「プリン」と呼んでいるものの原型。
日本の文献にプリンが最初に現れるのは明治維新後で、当時の人々の耳には「プディング」という言葉が「プリン」と聞こえたため、日本ではプリンと呼ぶようになったそうです。当時は上流階級の人や食通の人など、ごく一部の限られた人しか食べられないものだったそうですが、戦後、ホテルやレストランでもプリンが作られるように。しかし、牛乳や卵はまだまだ高価な材料であったため、庶民には高嶺の花。ところが1964年に冷やして固める革命的なプリンが登場。このお手軽な日本独特のプリンの登場によってプリンが全国に広がり、今日のような人気のお菓子として確立した、とのことです。
なお、現在のプリンは「ネオプリン系」と呼ばれており、「次世代プリン」とも言える全く新しいコンセプトを持つプリン。2006年に誕生の「飲むプリン」やスティックタイプのプリンがこのネオプリンに該当するそうです。
で、その黄金比率に基づいたプリンはどれぐらいおいしいのですかね……気になる……。
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