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OpenAIが最高のモデルを無制限に使える新規プラン「ChatGPT Pro」をリリース、o1モデルの正式版も登場



OpenAIが、o1やo1-mini、GPT-4o、Advanced Voiceなど高性能なモデルでも無制限に使用できる新規プラン「ChatGPT Pro」をリリースしました。料金は月額200ドル(約3万円)となっています。

Introducing ChatGPT Pro | OpenAI
https://openai.com/index/introducing-chatgpt-pro/


OpenAI o1は2024年9月に発表されたモデルで、数学オリンピックの予選で全米500位にランクインしたほか、物理学・生物学・化学の分野で人間の博士レベルの能力を持つなど非常に高性能です。これまではプレビュー版である「o1-preview」がユーザーに開放されていましたが、1週間に50クエリまでというレート制限が存在していました。

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今回、「ChatGPT Pro」のリリースと同時にo1の正式版もリリースされ、ChatGPT Proプランの加入者はレート制限を受けなくなりました。また、画像のアップロード機能や難しい問題に対してより優れた回答を提供する「o1 proモード」なども登場しているとのこと。


「o1 proモード」の性能比較はこんな感じ。左は競技数学のスコア、中央が競技プログラミングのスコア、右が博士レベルの科学的質問のスコアで、各図の棒グラフは左からo1-preview、o1、o1 proモードのものです。いずれもo1よりも性能が向上していることが分かります。


一方、o1 proモードでは回答を行うまでにかなり時間がかかるとのこと。回答までの時間の目安を示すため、「進行状況バー」の表示が導入されています。


OpenAIは今後、より計算負荷の高いタスクへ対応できるよう、ChatGPT Proへ機能を追加していくとのこと。なお、ChatGPT PlusやChatGPT Teamアカウントのユーザーも正式版のo1モデルを利用できますが、1週間に50クエリというレート制限が行われます。

また、価格表を確認するとChatGPT Proではコンテキストウィンドウが128Kトークンへと増加している模様です。

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