Googleの生成AI「Gemini」と「Imagen 3」でオリジナルなチェスの駒を生成できるサイト「GenChess」
Googleのチャットボットである「Gemini」と、画像生成モデル「Imagen 3」を組み合わせて、クリエイティブで個性豊かなデザインをしたチェスの駒を生成できるサイト「GenChess」が公開されたので、さっそく使ってみました。
GenChess
https://labs.google/genchess
Turn your ideas into playable art pieces with GenChess. Create and play today → labs.google/genchess - YouTube
GenChessにアクセスすると以下の画面になるので、「Get Started」をクリックします。
以下の赤枠の部分はプルダウンメニューになっており、「classic」と「creative」が選択可能。「classic」では伝統的なデザインを意識したチェスのコマが生成され、「creative」はより豊かな発想でコマが生成されるとのこと。今回は「creative」を選びました。
また、以下の赤枠の部分は入力欄になっており、単語やフレーズを書き込むことで生成AIにどんな感じの駒を生成するかを指示できます。試しに「cat」と入力してから、「Generate」とクリックしました。
すると、ネコをモチーフにしたチェスの駒が生成されました。たてがみが立派なオスのライオンはキング、ゴージャスなヒョウはクイーンと、ネコ科の動物でデザインが統一されていながらも、どれがどの駒なのかきちんとわかるようになっています。
特定の駒だけ再生成することも可能。ネコらしさが足りないルークをクリックしてみます。
「Regenerate」をクリック。
塔のようなルークのモチーフを生かしつつ、城壁からひょこっとネコが顔を出したようなデザインになりました。
「Generate Opponent」では、対戦相手の駒を生成させることができます。
ネコの対戦相手ということで、イヌをモチーフにした駒が自動的に生成されました。「Play chess」で対戦も可能です。
難易度はデフォルトの「Easy」にして「Begin game」をクリック。
ネコとイヌの駒を使ったチェスを楽しむことができました。駒のデザインが気に入ったら、右下の共有ボタンから駒の画像をダウンロードすることもできます。
「Download png」をクリック。
ダウンロードできました。なお、GenChessを使用して生成したオリジナルのカスタムチェスセットのデータは自由に使用していいとのことです。
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