iOS 8以前のiPhoneでiCloudバックアップは削除されることが決定
Appleが新たに公開したサポートドキュメントで、2024年12月18日からiOS 8以前を実行しているデバイスがiCloudでのバックアップ対象外となり、iCloudに保存されているバックアップも削除されることを明らかにしました。
How to keep your devices and data backed up in iOS 8 or earlier - Apple Support
https://support.apple.com/en-us/120863
iCloud backups will be deleted and discontinued for iPhones running iOS 8 and older
https://9to5mac.com/2024/11/18/icloud-backups-will-be-deleted-and-discontinued-for-iphones-running-ios-8-and-older/
Appleでは、iPhoneやiPad、iPod Touchなどのデバイスに保存されている情報や設定内容をiCloudにバックアップすることが可能です。これにより、新しいデバイスを購入しても一からすべて設定し直す必要がなく、ログインしてバックアップから復元すれば以前と同じ環境でスタートすることも可能です。
Appleは「2024年12月18日より、デバイスのバックアップにはiOS 9以降が必要となります。これは、私たちが公開している最小ソフトウェア要件に近づけるためです。この日までは通常どおりサービスをご利用いただけますが、それ以降はiOS 9以降にアップデートしない限り、バックアップデータは削除されます」と、2024年11月18日に公開したサポートドキュメントで述べています。
また、2024年12月18日以降、iOS 8以前を搭載したデバイスではバックアップを新しく作成したり、既存のバックアップにアクセスしたりできなくなるとのこと。iCloudを用いたバックアップを引き続き使用するためにはiOS 9以降にアップデートする必要があります。
ただし、デバイスが使えなくなるというわけではなく、すべてのアプリやデータ、コンテンツはデバイス上に残ります。また、iTunesやFinderを使って、デバイスをPCやMacに手動でバックアップすることも引き続き可能です。
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