AMD製プロセッサに最適化した画像生成AI「Amuse 2.0 Beta」がリリースされる
AMDのRyzen AI 300シリーズとRadeon RX 7000シリーズ、Ryzen 8040シリーズに対応した画像生成AI「Amuse 2.0 Beta」が登場しました。
Introducing Amuse 2.0 Beta with AMD XDNA™ Super Re... - AMD Community
https://community.amd.com/t5/ai/introducing-amuse-2-0-beta-with-amd-xdna-super-resolution-a/ba-p/697374
TensorStack/Amuse · Hugging Face
https://huggingface.co/TensorStack/Amuse
Amuse 2.0 Betaはニュージーランドを拠点とするAIテクノロジー企業「TensorStack」とAMDが提携して開発した画像生成AIで、対象のプロセッサーに最適化されています。AMDは「インストールが簡単で、手間がかからず、使いやすい」と紹介しました。
AMDによると、Amuse 2.0 Betaは依存関係なくオフラインで動作し、テキストから画像生成(Text To Image)のほか手描きから画像生成(Paint To Image)、画像から画像生成(Image To Image)などを利用可能とのこと。さらにAMDのAI用アーキテクチャ「XDNA」による超解像機能も実装しています。超解像機能を実行すると、512x512のキャンバスに生成された画像が1024×1024にアップスケールされます。なお、Amuse 2.0 BetaのベースとなっているのはStable Diffusionです。
Amuse 2.0 Betaは以下のリンク先からダウンロードできます。
Amuse
https://www.amuse-ai.com/
推奨システム仕様は、24GB以上のRAMを搭載したRyzen AI 300シリーズ、または32GB RAMを搭載したAMD Ryzen 8040シリーズ、またはRadeon RX 7000シリーズとなっています。XDNAによる超解像度化は、Ryzen AI 300シリーズおよびRyzen 8000シリーズだけが対応しています。
AMDは「あくまでベータリリースであり、実験的なソフトウェアです。そのため、バグやユーザーエクスペリエンスが不安定であったり、意図しない動作を引き起こす可能性があります」と述べました。
・関連記事
Stable Diffusion 3 Mediumがオープンリリースされる、比較的小型で個人利用に最適なモデルに - GIGAZINE
GIMPで画像生成AIを使えるようにしてNPUでの処理も可能にするOpenVINOプラグイン「OpenVINO AI Plugins for GIMP」レビュー - GIGAZINE
NVIDIAのAI特化GPUは一体どんなものなのか?ゲーム用GPUとは別物なのか? - GIGAZINE
AMD「Radeon RX 7800 XT」と「Radeon RX 7700 XT」は1440pゲーミングで性能を発揮するも画像生成AIには不適 - GIGAZINE
・関連コンテンツ