38年ぶりに阪神タイガースがプロ野球日本一

SMBC日本シリーズ2023第7戦で阪神タイガースが勝利し、38年ぶりの日本一に輝きました。本シリーズはセリーグ覇者の阪神タイガースとパリーグ覇者のオリックス・バファローズがそれぞれクライマックスシリーズを制したことで、1964年以来59年ぶり2度目の「関西ダービー」となりました。

SMBC日本シリーズ2023 | NPB.jp 日本野球機構
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「なんば線シリーズ【関西ダービー】」を宣伝する阪神電鉄のポスター

第7戦までの勝敗は前年日本一のオリックスから見て●(0-8)、○(8-0)、○(5-4)、●(3-4x)、●(2-6)、○(5-1)と、お互い3勝3敗。各試合の合計得点が両チームとも23点で、得失点の差がゼロという、まさに実力伯仲の好カードとなりました。

第7戦の先発は阪神が青柳晃洋投手、オリックスが宮城大弥投手。

両先発ともにヒットを許しながらも三塁は踏ませない上々の立ち上がりでしたが、4回表、阪神は安打と四球で2人のランナーを置いて5番のシェルドン・ノイジー選手がレフトスタンドへ3ランホームランを放ち3点を先制。

以下は現地の様子

甲子園ではパブリックビューイングが行われており、まるで目の前で試合を観戦しているかのような盛り上がりになったことがXに投稿された動画からうかがえます。

阪神甲子園球場の前には、入場はできなくても雰囲気を味わうべく、中継映像や音声を見つつたたずむファンの姿がありました。実際、地鳴りのような歓声が漏れていました。

4回裏の守備につく際、レフトスタンドに帽子を取ってあいさつするノイジー選手。

5回表も2アウトながら1・3塁のチャンスを作り、3番・森下翔太選手、4番・大山悠輔選手、5番・ノイジー選手と3連続タイムリーで3点を追加しました。

阪神は青柳投手が5回途中でランナーを背負って交代するも、島本浩也投手が後続を断ち、6回からは第3戦に先発して敗戦投手になった伊藤将司投手が登板して3イニングを無失点投球。

さらに、阪神打線は9回表、森下選手のタイムリーで7点目を追加。この打点で、森下選手は日本シリーズ新人打点記録を更新しました。

9回裏、阪神は2アウトから今季のクローザーを務める岩崎優投手が登板。オリックスは今シーズン首位打者の頓宮裕真選手が打った瞬間にそれとわかるホームランで1点を返し、さらにマーウィン・ゴンザレス選手が安打で出塁するも反撃はここまで。7対1で阪神が勝利しました。

なお、「阪神タイガースを日本一応援している商店街」で知られる、尼崎中央三番街商店街の試合後の様子はこんな感じ。一部居酒屋には取材陣が訪れ、店の前に少し人だまりができていましたが、騒がしい雰囲気はありませんでした。

以下は道頓堀川にかかる戎橋の様子で、試合はまだ途中というタイミング。橋の上は大阪府警がとても厳しい交通規制を敷いており、グリコの看板を撮影するために一瞬立ち止まるのがギリギリ許されるラインという感じでした。

日本シリーズ第7戦・阪神vsオリックスが試合中の戎橋の大阪府警による交通規制の様子 - YouTube

戎橋が通行規制されていたので、道頓堀川沿いに移動しました。道頓堀川沿いは特に規制されておらず、大勢の人が集まっていました。

戎橋上はしっかり規制されていた一方、道頓堀川沿いの部分には多くの人が集まり、中には飛び込む人の姿もありました。

阪神タイガース38年ぶり日本一決定瞬間の戎橋の様子＆道頓堀川に飛び込む人 - YouTube