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「たとえ同盟国でも戦争犯罪は戦争犯罪」とイスラエルを非難したWeb Summit代表の発言を受けGoogleとMetaが不参加表明

by Web Summit

イスラエル・パレスチナ問題に言及したテクノロジー関連国際カンファレンス「Web Summit」のパディ・コスグレイヴCEOの対応を受け、GoogleとMetaが同カンファレンスからの撤退を表明しました。

Google and Meta pull out of Web Summit over Cosgrave’s Israel-Hamas comments – The Irish Times
https://www.irishtimes.com/business/2023/10/20/google-pulls-out-of-web-summit-over-cosgraves-israel-hamas-comments/


2023年10月13日、コスグレイヴCEOは「多くの西側諸国の指導者や政府のレトリックおよび行動にショックを受けています。戦争犯罪は、たとえ同盟国が犯したとしても戦争犯罪であり、その実態を厳しく非難されるべきです」とXで発言しました。

コスグレイヴCEOはイスラエルを非難すると同時にハマスにも言及していて、「ハマスの行動は言語道断」「邪悪で、嫌悪感を抱かせるような攻撃を無条件で非難します。すべての人質の無条件解放を求め、親として、この忌まわしい行為の犠牲者の家族に深く同情し、この戦争や他の戦争で失われた罪のないすべての命を悼みます」と追加で投稿。


しかし、イスラエルを非難した最初の投稿が賛否両論を巻き起こし、複数の個人・団体が、コスグレイヴCEOが責任者を務めるWeb Summitへの不参加を相次いで表明しました。

「イスラエルは戦争犯罪」と国際会議の代表が発言したことを受けてイスラエルがボイコット&有力者も次々にボイコットを表明 - GIGAZINE


すでにIntelとSiemens、俳優のジリアン・アンダーソン氏が不参加を表明していましたが、これに続く形でGoogleとMetaも不参加を表明。同カンファレンスから撤退する最初のテクノロジー企業となりました。

コスグレイヴCEOの発言は主にイスラエル側の人物から非難されていて、Web Summitが開催されるポルトガル在駐のイスラエル大使、ドル・シャピラ氏も不参加を表明しています。

騒動を受け、コスグレイブCEOは「私が言ったこと、言ったタイミング、そして発表の仕方が、多くの人々に深い傷を与えてしまいました」と謝罪し、Web Summitの責任者を辞任しました。しかし「戦争犯罪は戦争犯罪」という自身の主張は覆さず、「私は常に反戦、そして国際法を支持してきました。今こそ、私たちを文明人たらしめている原則を守ろうとしなければならないのです。イスラエルは自国を守るために国際法とジュネーブ条約を順守すべきであると信じています」と意見しています。

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in Posted by log1p_kr

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