激辛唐辛子がピザを覆い隠す「ピザーラ セラーノペッパー～熟成サラミの旨辛ピザ～」の唐辛子5倍バージョンは激辛マニアも認める辛さマシマシな逸品

ピザーラ史上最も辛いピザとのふれこみで「ピザーラ セラーノペッパー～熟成サラミの旨辛ピザ～」が2023年8月24日に登場していたのですが、実際に編集部で試食した結果「思ったより辛くない」という感想に落ち着くほど軟弱な辛さでした。「思ったより辛くない」という声はピザーラにも届いたようで、「ピザーラ史上最速で最辛を更新！もう辛くないとは言わせない！！」ということで今度は唐辛子(セラーノペッパー)が3倍、4倍、5倍になった品が10月19日(木)から新たに登場しています。今回はさすがに辛いだろうとの期待を込めて全部買ってみました。

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通常品が「ピザーラ セラーノペッパー～熟成サラミの旨辛ピザ～」という名前で、唐辛子2倍～5倍の品はそれぞれ「【大辛/唐辛子2倍】ピザーラ セラーノペッパー」「【激辛/唐辛子3倍】ピザーラ セラーノペッパー」「【鬼辛/唐辛子4倍】ピザーラ セラーノペッパー」「【覚醒/唐辛子5倍】ピザーラ セラーノペッパー」という名前です。今回は5倍以外をハーフ＆ハーフで、5倍をホールで購入。

到着しました。

左から順に1倍と2倍のハーフ、3倍と4倍のハーフ、5倍のピザ。すべてPサイズ、生地はハンドトスです。

1倍(左)と2倍(右)。

3倍(左)と4倍(右)。

5倍です。

まずは1倍の通常品から。表面にトッピングしたセラーノペッパーで辛さを補強するタイプのピザなので、セラーノペッパーが舌に触れていないタイミングでは辛さを感じられず、セラーノペッパーが舌に触れた瞬間にピリピリッとした辛さが走り抜けます。1倍ではセラーノペッパーが舌に触れるタイミングが少ないので、チーズやサラミをトッピングしたピザに少し辛さを足したくらいの辛味レベルでした。

2倍でもまだセラーノペッパーの密度が低く、一口食べるごとに「セラーノペッパーと巡り会う瞬間」と「巡り会わない瞬間」が生まれるので、少し物足りない感じ。セラーノペッパーの青臭さもまだ薄めです。

3倍。この時点でチーズの味とセラーノペッパーの青臭さが拮抗し始める感じで、「セラーノペッパーをトッピングしたピザ」と「セラーノペッパーにピザをおまけで付けた食べ物」の臨界点がここにあるという印象です。

4倍。辛いもの好きの編集部員がようやく臨戦態勢に入ります。チーズ・サラミ・生地よりセラーノペッパーの存在感の方が強く、「セラーノペッパーにピザをおまけで付けた食べ物」といった風格を帯び始めました。チーズの脂が口の中にしばらく残留するので、その脂で辛さが流されていく感じがあります。

最後は最辛の5倍。まず最初に青臭さがあり、ピザを食べているというよりセラーノペッパーを食べている感じ。セラーノペッパーの密度が高いので「セラーノペッパーがない瞬間」がなく、辛さの限界を超えているくらいの勢いがある味です。もはや辛さは飽和状態になっており、「これ以上セラーノペッパーを増やしても辛味ではなく青臭さが増すだけかな」という感じ。激辛マニアの編集部員も「セラーノペッパーをおいしく楽しむための上限量はこのくらいで、これ以上はセラーノペッパーをシャキシャキ食べるだけのステージに行ってしまう。おいしく楽しめる上限量にうまく調整されているなあ」と感想を述べていました。辛さは喉に影響せず、口と舌をひたすら刺激するタイプの辛さで、食後は汗が止まりませんでした。

1倍のピザに不満を抱いていた編集部員も「5倍なら激辛料理として満足できる辛さ」と一言。ほかに「2倍～4倍は注文する意味がない」「5倍だけ格が違う」「セラーノペッパーが増えると味のメインがセラーノペッパーになるので、サラミをもうちょっと増やしてほしい」という声もありました。

「ピザーラ セラーノペッパー～熟成サラミの旨辛ピザ～」Pサイズの税込価格は、1倍から順に1980円、2060円、2140円、2220円、2300円です。