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ChatGPTで秘密情報の流出を防ぐ学習拒否設定の方法&会話履歴のダウンロード方法まとめ


高性能チャットAI「ChatGPT」は世界中で大きな注目を集めていますが、社外秘情報をChatGPTに入力する事案の発生も報じられており、秘密情報がChatGPTの学習に利用されてしまう懸念も生じています。そんな中、新たにChatGPTに「履歴データの保存およびを学習を拒否する設定」が追加されました。

New ways to manage your data in ChatGPT
https://openai.com/blog/new-ways-to-manage-your-data-in-chatgpt

Data Controls FAQ | OpenAI Help Center
https://help.openai.com/en/articles/7730893-data-controls-faq

履歴データの学習拒否設定を行うには、まずChatGPTの画面左下に配置されたユーザーネームの部分をクリックします。


メニューが表示されたら「Settings」をクリック。


続いて「Show」をクリック。


すると、履歴データの保存および学習の可否を設定するトグルスイッチが表示されます。トグルスイッチをOFFに切り替えると保存および学習を拒否できます。ただし、履歴データは即座に削除されるわけではなく、不正使用の確認のために30日間保持された後に削除されます。


また、ChatGPTには履歴データの保存機能も存在。履歴データを保存するには「Export data」をクリックします。


確認画面が表示されたら「Confirm export」をクリック。


緑色の通知が表示されたら、OpenAIアカウントで利用しているメールアドレスの受信箱を確認します。


受信箱に「ChatGPT - Your data export is ready」という件名のメールが届いているので「Download data export」をクリック。


すると履歴データを含むZIPファイルをダウンロードできるので、Windows標準機能や対応ソフトを使って解凍します。


解凍したフォルダの中に「chat.html」というファイルが存在するのでダブルクリック。


すると、ブラウザが開いてChatGPTへの入力および返答の履歴が表示されます。

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in レビュー,   ウェブアプリ, Posted by log1o_hf

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