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SoundCloudが全世界従業員の最大20%を解雇すると発表


音声ファイル共有サービスのSoundCloudが、世界中の従業員の最大20%を解雇する計画であると発表しました。同社のミカエル・ウェイスマンCEOは、「困難な経済情勢と金融市場の逆風」が大規模レイオフの原因であるとしています。

SoundCloud Lays Off ‘Up to 20%’ of Workforce – Billboard
https://www.billboard.com/pro/soundcloud-layoffs-20-percent-workforce-global/


SoundCloud is firing 20 percent of its global workforce - The Verge
https://www.theverge.com/2022/8/4/23292362/soundcloud-firing-20-percent-workforce-layoffs

SoundCloudのウェイスマンCEOは、現地時間の2022年8月3日(水)に従業員向けにメールを送信し、全世界で大規模な人員削減を行うと発表しました。海外メディアのBillboardが入手した情報によると、ウェイスマンCEOは「当社のグローバルチームを削減し、最大20%に影響を与える予定です」と通達しています。今回の大規模レイオフについて、ウェイスマンCEOは「従業員の皆さんに影響を与える変化を起こすことは信じられないほど難しいことです。しかし、困難な経済情勢と金融市場の逆風を考えると、レイオフは必要なことです」と説明しました。


さらに、ウェイスマンCEOは「この変化により、SoundCloudは長期的に見れば持続可能な収益性への道を歩むことが可能となります。我々は既に会社全体で慎重な財務上の決定を下し始めており、それは現在、大規模な人員削減にまでおよんでいます」と語っています。

BillboardがSoundCloudに人員削減について問い合わせたところ、同社の広報担当者が「重大な企業変革と困難な経済および金融環境のため、グローバルな労働力の約20%を削減することを発表しました。この困難な時期に音楽の次の時代をリードするというミッションを実行するというコミットメントを強化しながら、弊社を離れることとなる人々をサポートするためのリソースを提供することにも重点を置いています」という返答が得られたそうです。


SoundCloudは2017年に一度大規模なレイオフを実施しており、この時は全従業員の約40%を削減しています。当時SoundCloudのCEOを務めていたAlex Ljung氏は、人員削減について「独立した未来をコントロールするため」と説明していました。

それから5年で、SoundCloudは黒字化に向かっています。SoundCloudはRaine GroupとTemasekが主導する1億7000万ドル(約230億円)の出資と、Pandoraの親会社であるSiriusXMからの7500万ドル(約100億円)の投資を受けました。SoundCloudは2020年初頭に黒字化を達成し、2022年初頭には年間経常利益(ARR)が3億ドル(約400億円)に到達しています。

2019年には配信事業を拡大しており、SoundCloudは新規ユーザー中心のロイヤリティイニシアチブを発表。これにより、例えば「毎月2人のアーティストしか聴いていないファン」がいるとすれば、毎月10ドル(約1300円)のSoundCloudの利用料金を2人のアーティストに分割して支払うこととなります。この種のユーザー中心のロイヤリティは、インディーアーティストのみが利用可能でした。

なお、ウェイスマンCEOはレイオフの影響を受けるのはアメリカとイギリスの従業員であるとしており、影響を受ける従業員は「数日以内に通知される」とのことです。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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