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スパマーを訴えて和解金16万円をゲットした報告


1日に何通、何十通と送られてくるスパムは非常にうっとうしいものですが、適切な法律に基づいてスパマーに対して訴訟を起こし、和解金を受け取ったという報告を起業家のデビッド・E・ウィークリー氏が公開しています。

ウィークリー氏がスパマーから受け取ったのは和解金1200ドル(約16万円)。その手法をウィークリー氏は明らかにしています。


まずは、相手を特定するところからスタート。たとえばスパム内のリンクにより恩恵を得る企業・組織がわかれば、国務長官事務所のサイトで送達のためのエージェントを調べることができます。


次に、「TCPA(電話消費者保護法)違反の支払いを求める」という内容を配達証明付きで送り、相手に10日以内の返答を求めます。損害賠償額は通常500ドル(約6万7000円)で、勧誘電話などを禁止する「Do Not Call」名簿に登録している場合は1500ドル(約20万円)。


そして、TCPAの目立った部分を含む少額訴訟を起こします。かかる費用は35ドル(約4700円)で、オンラインでも可能です。


被告召喚令状を送達します。これが95ドル(約1万3000円)。


被告が出廷しなければ、まず訴えた側の勝利となるため、さすがにスパマーも無視することはできなくなります。


ということで、ここから交渉がスタート。ウィークリー氏の場合、訴訟費用を負担しても問題ない状態だったので、法定価格の1500ドルに対して、1200ドルで和解したとのこと。


和解金の小切手を現金化したら、訴えを取り下げます。このとき、「相手を同じ違反行為で二度と訴えない」ことに同意することになります。


なお、ウィークリー氏の知人である弁護士が、一連の必要物をまとめたキットを59ドル(約7900円)で販売しているとのこと。


ちなみに、このキットはあくまでアメリカの法律に基づいたもので、アメリカ国外には適用されないとのことです。

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in メモ, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article A report that sued a spammer and got a s….