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カンニングのために自分の耳にBluetoothデバイスを外科手術で埋め込んだ猛者が現る


インドで医学学士号試験のために「自分の耳にBluetoothデバイスを埋め込んだ」という男性が現れました。男性にとってこの試験は、医師になるための最後のチャンスでした。

MP student gets Bluetooth device surgically fitted in ear to cheat | Latest News India - Hindustan Times
https://www.hindustantimes.com/india-news/mp-student-gets-bluetooth-device-surgically-fitted-in-ear-to-cheat-101645552710157.html

Medical student surgically implants Bluetooth device into own ear to cheat in final exam | The Independent
https://www.independent.co.uk/asia/india/mbbs-student-bluetooth-cheating-bhopal-b2021217.html

事件が発覚したのは、インドのマハトマ・ガンジー医科大学で開かれた医学外科学学士の学位試験中でした。医学外科学学士はインドの医学部において5年半の学部課程終了時に受験するもので、日本における医師国家試験に相当するものです。


この学位試験中に試験官が抜き打ち検査を実施したところ、ある受験者のズボンの内ポケットからスマートフォンが発見されました。このスマートフォンは電源が入っており、Bluetoothデバイスに接続されていることまではわかりましたが、問題のBluetoothデバイスが見つからなかったとのこと。そして尋問を続けた結果、この受験者は「皮膚と同色の小型Bluetoothデバイスを外科手術で耳に埋め込んだ」と自白しました。

試験官はスマートフォンを没収した上で解答用紙を取り替える措置を講じ、試験終了後に刑事事件として扱うか否かの協議を行ったそうです。また、この試験では別の学生もスマートフォンと小型Bluetoothデバイスでカンニングを行っていたことが発覚していますが、こちらの学生は耳にBluetoothデバイスを埋め込んではいませんでした。


報道によると、インドでは競争の激化のために試験における不正行為が常態化しているとのこと。実際に、2017年には名門医科大学の入学試験時の賄賂やカンニング、替え玉試験などで600人超の医師免許が剥奪されるという事件が発生し、大きな話題を呼びました。

不正入学の医学生600人超、医師になれず インド最高裁が判断 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3117747


2017年の大規模不正入学事件を内部告発したアナンダ・ライ氏によると、耳にBluetoothデバイスを装着するという手口は当時にも使われており、特に目新しいものではないとのこと。

今回の事件で耳にBluetoothデバイスを埋め込んでいた受験者は大学11年生で、今回が試験を受けられるラストチャンスだったそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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