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2年連続人気1位の日本製広告ブロッカー「280blocker」でサイトやアプリから広告を消して快適なスマホ生活を実感してみた


ウェブサイトやアプリの使用中に、画面いっぱいに広告が表示されて邪魔に感じたり、広告が間違ってタップしやすい配置になっていることで意図せずタップしてしまったりした経験を持つ人は多いはず。さらに、人に見られると恥ずかしいような過激な広告や、詐欺サイトに誘導するフィッシング広告、サイト側のデザインに溶け込んで広告だとわかりにくい「ネイティブアド」など、広告がストレスやトラブルの原因になることも多々あります。そういった広告の対策をできるのが広告ブロッカーですが、無料の広告ブロッカーの中には個人情報を収集したり、別の広告を挿入したりする悪意あるアプリも存在しています。

280blocker」はブラウザでもアプリでも広告を削除できる国産の広告ブロッカーで、Appleの有料アプリランキングで2023年、2024年と連続で1位を獲得、2025年も1位をキープ中と人気を集めているので、実際にインストールしてどれくらいスマートフォン生活が快適になるのか、どれだけ通信量を削減できるのか調査してみました。

「280blocker - 広告ブロック-コンテンツブロッカー」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/id10712358


・目次
◆1:280blockerはどんなアプリなのか?
◆2:280blockerのインストールと初期設定
◆3:280blockerでブラウザやアプリの広告を削除してみた
◆4:ブラウザやアプリの広告をブロックしたら通信量をどれだけ節約できるのか?
◆5:まとめ

◆1:280blockerはどんなアプリなのか?
280blockerは、愛知県に本社を置き、東証スタンダードに上場しているセキュリティIT企業「トビラシステムズ」が提供する広告ブロックアプリ。公式サイトによると、日本人向けに日本のスマートフォンサイト広告に特化していたり、通信が重くなるといった不具合が少なかったりといった利点があるほか、アプリがユーザーの行動を追跡することはない安心設計とのこと。


また、280blockerはユーザーから高い支持を得ており、2023年、2024年と連続でApp Storeの「トップ有料iPhoneアプリ ランキング」で1位を獲得しています。以下は、Appleの2023年トップ有料アプリランキング


さらに以下は、トップアプリランキング2024に掲載されたトップ有料アプリランキングです。いずれも、280blockerが1位に輝いています。


2025年に入ってからも人気を集め続けており、記事作成時点では有料アプリランキング1位を確保していました。


280blockerは有料の買い切りアプリですが、公式ブログをチェックするとわかる通り、常に最新の広告環境に合わせて広告ブロックを機能させるべく、高頻度で広告ブロックルールが更新されています。そのため、「買ったはいいもののサイトの広告ブロッカー対策によって使えなくなってしまった」というような心配はありません。広告ブロックルールが更新された場合、アプリ内からワンタップで更新を適用することが可能になっています。


それでは実際に、280blockerを購入してインストールし、初期設定まで進めてみます。先に広告ブロックの有無による違いを確かめたい人は以下をスキップして「◆3:280blockerでブラウザやアプリの広告を削除してみた」に進んでください。

◆2:280blockerのインストールと初期設定
280blockerは有料の買い切りアプリで、価格は800円。iOS 13.0以降、iPadOS 13.0以降に対応しています。インストールするにはApp Storeから280blockerの配布ページにアクセスします。

「280blocker - 広告ブロック-コンテンツブロッカー」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/id10712358

「¥800」をタップして購入。


購入が完了したら自動的にインストールが始まります。インストールできたら「開く」をタップ。


アプリを開くと利用規約が表示されるので「同意する」をタップ。


通知を許可すると広告ブロック中かどうかをアイコンバッジなどで見ることができますが、280blockerは通知を許可しなくても使うことができます。「許可しない」をタップ。


次に、アクティビティのトラッキングを許可するかどうか尋ねられました。280blockerはトラッキングなしでも問題なく使用できるため、「アプリにトラッキングしないように要求」をタップします。


280blockerは主にSafariの拡張機能として広告をブロックするアプリのため、Safariの設定が必要です。アプリに設定方法が表示されるので、案内に従って設定を進めてみます。


設定アプリを起動。


スクロールして「アプリ」をタップ。


「Safari」をタップします。


「機能拡張」をタップして開きます。


「280blocker」が追加されているのでタップ。


「機能拡張を許可」「プライベートブラウズで許可」のトグルスイッチをタップして、スイッチが緑色になったら設定完了。


280blockerのアプリに戻って、右上の「✕」ボタンをタップして説明を閉じます。


280blockerのアプリ画面は以下のような感じ。「広告をブロック」「SNSアイコンを非表示」「最新の広告への対応」のトグルボタンをタップし、すべてオンにしたらアプリ側の準備もOKです。「広告をブロック」は280blockerを有効化する標準機能で、広告のブロックをすることができます。「SNSアイコンを非表示」はウェブページに表示される「ウェブページをSNSで共有する」といったSNSアイコンを非表示にする設定。


「広告を許可するサイト」からは、広告ブロックをオンにした状態でも広告を表示させたいサイトを個別に設定できます。


広告許可サイト一覧の右下にある「+」ボタンをタップ。


広告を許可したいサイトのドメインを入力して「OK」をタップします。


広告許可サイト一覧に追加されました。広告ブロックすると表示が崩れるサイトや、よく使うので広告を見て応援したいサイトがある場合は、広告許可サイト一覧に追加しておくことで、いちいちアプリから広告ブロックをオフにする必要がありません。


そのほか、「高度な広告ブロック(Safari向け)」は、「画像を全てブロック」「スクリプトをブロック」など、上手に使えばさらに便利になる機能。ただし、サイトや設定によっては不具合も起こる上級者向けの機能なので、よく理解した上で利用することが推奨されています。


アプリを購入してしばらくすると、サイトが広告配信の形を変えたことなどが原因で、うまく広告ブロックが機能しなくなることがあります。そのような時は「ブロックルールを更新する」をタップ。


「ブロックルールを更新しました」と表示され、アプリの上部に表示されるバージョンが最新のものに更新されます。280blockerは最新の広告配信の傾向に合わせてかなりの頻度でブロックルールを調整しているため、一度購入したら長く使い続けることができます。


「DNSブロック」はトライアル中の機能で、Safari以外のiOSアプリでも広告をブロックできるというもの。ひとつ注意点として、DNSブロックは試験的な機能のためうまく働かないアプリもあるほか、将来的に有料機能での提供に変わる可能性もあるとのこと。ただし、「DNSブロックを使っていると急に課金された」ということはなく、有料化する場合は事前にアナウンスされます。


DNSブロックを行うアプリは他にも存在していますが、「どんなサイトを見ているか」という情報がアプリ側に筒抜けになる設計のものも多数存在しています。280blockerのDNSブロックであれば、広告関連のドメインのみが280blockerに伝わる仕組みのため、広告に関係ないドメインの閲覧情報を見られることはありません。

それでは実際に、280blockerを使ってSafariの広告をブロックしたり、DNSブロックを設定してほかのアプリから広告を削除したりしてみます。

◆3:280blockerでブラウザやアプリの広告を削除してみた
今回は比較のため、まず広告ブロックをオフにしてサイトやアプリの広告を調査します。


ゲーム攻略系サイトにアクセスしてみると、まず画面の半分くらいを動画広告が占めており、下部にも広告が表示されました。


スクロールしていくとサイト内コンテンツのような見た目の紛らわしい広告も出現。下部の広告はスクロールしても常に追従しており、うっかりタップしてしまいそうです。


中にはスライドが可能な広告もあり、画面をスクロールしようとしたのに広告がスライドされてしまう問題も発生しました。


それでは280blockerで「広告をブロック」「SNSアイコンを非表示」「最新の広告への対応」のトグルスイッチをタップして、広告ブロックをオンにします。


広告ブロックオンの状態で同じゲーム攻略系サイトの特定ページにアクセスしたところ、画面に追従してくる広告が消えたほか、コンテンツの間にあった広告は空白のスペースになっていました。


次に、Safari以外の広告ブロックも試してみます。広告ブロック機能を使わずにユーティリティアプリを開くと、下図のようにアプリ内に広告が表示されます。


280blockerを使えばこうしたアプリ内の広告もブロック可能です。280blockerアプリを開いて「DNSブロック」をタップ。


「DNSブロックを利用」のトグルスイッチをタップしてオンにします。


DNSブロックを実行するためには、設定アプリからDNSの設定が必要です。設定アプリを開いて「一般」をタップ。


「VPNとデバイス管理」をタップ。


「DNS」をタップします。


「280blocker」をタップして青いチェックマークが付いたら設定完了。


再びアプリを開くと広告があった部分が空白になっています。うっとうしい内容が表示されたり誤ってタップしてしまう事故が発生したりすることがなくなりました。


マンガアプリでもDNSブロックを試してみます。広告ブロックせずにマンガアプリでマンガを読むと、マンガを読む前や読み終わった後の数ページに、以下の画像のように広告を表示するページが挟まることがあります。こうした広告は動画形式の事が多く、通信量を消費しがちなのがネック。


280blockerのDNSブロックを使えばこうしたアプリ内の広告も削除することが可能です。


◆4:ブラウザやアプリの広告をブロックしたら通信量をどれだけ節約できるのか?
広告ブロックをすることの利点には、快適なスマートフォン生活を邪魔する広告を削除してすっきりさせたり、性的な広告や怪しい広告を見なくてよくなったりすることに加え、広告を表示する分の通信量を大きく節約できることも挙げられます。それでは実際に、280blockerを使って広告ブロックをしたらどれだけ通信量が変化するのか、Safariとマンガアプリで調査してみました。

ゲーム攻略系サイトのページを上から下まで閲覧して、データ通信量を計測できるアプリ「My Data Manager」を使って通信量を測定していきます。まずは広告ブロックをオフにしてページにアクセス。


広告ブロックオフで、数値がわかりやすく出るように「ページの上から下まで閲覧したら上まで戻り、ページを読み込み直して再度下まで閲覧する」という動作を5回繰り返しました。すると、広告ありの通信量は162MB。


広告ブロックをオンにして再度同じページにアクセスします。


280blockerで広告ブロックした場合、同じようにページを上から下まで5回繰り返して閲覧したときの通信量は59MBとなり、通信量を約3分の1まで減らすことができました。


グラフのスケールを合わせて並べてみたところ、広告ブロックによっていかに通信量を削減できたかよくわかります。


次に、マンガアプリからマンガを読んだとき、280blockerのDNSブロックで通信量がどれくらい変化するかを計測してみます。「マンガアプリで特定のマンガを開き、最後まで読んで閉じる」という動作を5回繰り返したところ、広告ありの通信量は19MBでした。


280blockerで広告ブロックをオンにして同じマンガを5回繰り返し読んでみたところ、通信量の計測結果は1.3MB。短い話だったこともあり、末尾の動画広告のための通信が全体の9割以上を占めていました。


グラフのスケールをそろえて、広告ブロックなし(左)と広告ブロックあり(右)の通信量を比較してみると以下のような感じ。マンガを次々に読んでいると広告ブロックによってかなりの通信量を削減できるということがわかりました。


◆5:まとめ
280blockerを実際に導入してみると、ウェブページの表示が驚くほど早くなったほか、ページをスクロールするなどの操作がスムーズに行えるようになってストレスなくブラウジングできるようになりました。入れた時にも快適さを実感していたのですが、一度広告無しの世界に慣れてから広告ブロックをオフにすると「これほど広告が多かったのか」と驚き、「もはや広告ブロック無しではスマートフォンを使えない」と思わされました。

なお、うまく広告をブロックできないウェブサイトやアプリも存在しているため、どうしても特定のサイトから広告を排除したいという人は注意が必要です。それでも、ニュースサイトやブログ系のサイトではほとんどの場合で広告ブロックすることができ、通信量やバッテリーの消費量を削減できました。そういった無料のサイトを頻繁に使うという人には280blockerで快適なスマートフォン生活を味わってみるのがオススメです。

「280blocker - 広告ブロック-コンテンツブロッカー」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/id10712358

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