10代の青年が飛行機の中で「エアガンの写真」をAirDropしたところ乗客が避難する事態に
iPhoneやiPadでは、近くにあるApple端末と写真やムービーなどのコンテンツを手軽に共有することができる「AirDrop」を利用可能です。10代の青年が飛行機の中でAirDropを用いてエアソフトガン(エアガン)の写真を共有したところ、フライトが延期となり乗客が避難しなければならなくなるという事態が発生しています。
Passengers Removed From Plane at SFO After Teen Sends Photo of Airsoft Gun to Others – NBC Bay Area
https://www.nbcbayarea.com/news/local/passengers-removed-from-plane-at-sfo-after-teen-shares-photo-of-airsoft-gun/2602711/
Teen AirDrops images of airsoft gun to passengers on United flight, plane evacuated | AppleInsider
https://appleinsider.com/articles/21/07/23/teen-airdrops-images-of-airsoft-gun-to-passengers-on-united-flight-plane-evacuated
2021年7月22日(木)、サンフランシスコ発オーランド行きのユナイテッド航空の2167便で、10代の青年が飛行機内でエアガンの写真をAirDropしました。
サンフランシスコ国際空港の広報担当であるダグ・ヤケル氏は、「AirDropで共有されたエアガンの写真について乗客から報告を受けた空港スタッフは、急遽乗客を降機させ、機内のチェックを余儀なくされた」と語っています。
なお、機内のチェックは「十分な注意を払い、2度にわたって行われた」とのことで、その後、乗客が再搭乗し飛行機は無事離陸することができたそうです。
10代の青年がAirDropしたエアガンの写真は空港で撮影されたものではなかったそうで、そのため青年はフライト時にはエアガンを所持していなかった模様。ただし、青年は搭乗を拒否されることとなっています。なお、エアガンの写真をAirDropした青年がどのように特定されたのかについては不明です。
AirDropでは、写真などのメディアを「すべての人」あるいは「連絡先を知っている相手」と共有することが可能です。受信側はメディアを受け取る前に、「送信してきた相手の端末名」およびメディアのプレビューをチェックすることができます。そのため、過去にはAirDropで不適切なコンテンツを共有する嫌がらせが流行したこともあります。
なお、AirDropに関する設定は「設定」→「一般」→「AirDrop」から変更可能で、受信設定を「すべての人」から「受信しない」あるいは「連絡先のみ」に変更することで、見知らぬ人から不適切なコンテンツをAirDropされる危険を防ぐことができます。
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