サブウェイが「ツナにツナが入っていない」と訴えられる

by yoppy

サブウェイがツナが原料に含まれていると明記したサンドイッチ「ツナ」について、「実際にはツナが入っていない」と訴えを起こされました。原告側は科学的検査の結果、「サブウェイのツナはツナ以外の食品を混ぜ合わせたもの」と主張しています。

Subway Tuna Lawsuit | Class Action | Misrepresentation
https://www.scribd.com/document/492460358/Subway-Tuna-Lawsuit

Subway’s tuna is not tuna, but a ‘mixture of various concoctions,’ a lawsuit alleges - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/food/2021/01/27/subway-tuna-lawsuit/

Lawsuit Alleges That Subway’s Tuna Isn’t Even Fish - Eater
https://www.eater.com/22254819/subway-lawsuit-alleged-fake-tuna

Subway Sandwiches Contain Fake Tuna: Lawsuit | Law&Crime
https://lawandcrime.com/awkward/subway-in-5m-lawsuit-is-accused-of-tricking-customers-into-buying-sandwiches-filled-with-anything-but-tuna/

この訴えを起こしたのは、アメリカ・カリフォルニア州のカレン・ダノワ氏とニリーマ・アミン氏の2名。両者は「さまざまな混合物をブレンドして、ツナの外観を模倣している。実際にはツナどころか魚すら入っていない」「ツナが有すると知られている利点を期待した消費者をだましている」として、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に対し、サブウェイが詐欺・不当表示などを働いていると訴訟を提起しました。

ツナ│サブウェイのサンドイッチ│おいしい!をはさもう。野菜のサブウェイ公式サイト
https://www.subway.co.jp/menu/sandwich/2284.html


ダノワ氏とアミン氏の主張の論拠となっているのが、科学的検査です。両者は複数のサンプルを独立した研究機関で成分分析にかけた結果、サブウェイのツナは魚すら入っていないことが判明したとしていますが、一方で成分を公表することは拒否したとのこと。

サブウェイが不当表記を行っているとして訴えを起こされたのは今回が初めてのことではありません。サブウェイは2020年12月には「チキンストリップの原料の42.8%がチキン、残りのほとんどが大豆」という成分分析の結果に基づいて訴訟を起こされており、2013年には「『フットロング』のサンドイッチの長さが1フット(フィートの単数形、30.48cm)よりも2.5cm短い」として訴訟を起こされています。

サンドイッチが2.5センチ短い!客がサブウェイを提訴 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/2923196


今回のツナの一件について、サブウェイは「当社のツナは、塩漬けのツナフレークとマヨネーズ、風味保護添加剤のみでできています」と反論。同社の広報担当者は「こうした無根拠の告発はツナを提供している当社のフランチャイズ加盟店に打撃を与えるもので、事実ではない上に、当社のブランドや営業力、そして誠実に働くオーナーが運営するフランチャイズ加盟店の生計までもを脅かす不適切な攻撃です。原告の主張は浅薄で、調査不十分であり、法律的にも事実的にも無根拠です」と声明を発しました。

またサブウェイの広報担当者は「こうした訴訟は『弁護士が売名目的で食品業界に対して訴えを起こす』というトレンドの一部です」とコメントしています。

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