レビュー

Microsoft監修体験アプリを搭載したノートPC型玩具「スキルアップ★タブレットパソコン スピカノート」レビュー


玩具メーカーのタカラトミーから、PCスキルの基礎や将来を見据えた思考力が楽しく身に付く「スキルアップ★タブレットパソコン スピカノート」が2020年10月1日に登場します。子ども向けのガジェットながら、70種類ものアプリがプリインストールされており、その中にはMicrosoft監修の文章入力や表計算を体験できるアプリも含まれているとのこと。実際に触ってどんな感じかを確かめてみました。

商品情報|スキルアップ★タブレットパソコン スピカノート|タカラトミー
https://www.takaratomy.co.jp/products/spicanote/


スキルアップ★タブレットパソコン スピカノートの箱はこんな感じ。


対象年齢は6歳~9歳までを想定。


ノートPC型玩具に定番のミニゲームに加え、Microsoft監修のWord・Excel・PowerPointの特徴を体験できるアプリの搭載がアピールされています。


中身は説明書と充電用ケーブル、そしてタブレット部分とキーボード部分の2パーツに分離できる本体。


長辺143.6mmのiPhone Xと並べて大きさを比べたところ。


タブレット部分はこんな感じ。液晶ディスプレイとフロントカメラがついており、画面の左側には電源スイッチがあります。プラスチック製の手触りも相まって、手に持つとかなり軽い印象。


タブレット部分の重さは実測で312グラムでした。


裏返すとリアカメラとスピカノートのロゴ。


また、収納可能なタッチペンもついています。


天面部にはmicroSDカードのスロット。


左側面には3.5mmオーディオ出力端子とMini-USBポート。Mini-USBコネクタは充電用です。


接続する充電ケーブルはUSB Type-A端子-Mini-USB端子ケーブルで、USB電源アダプタは付属していません。


なお、別売りのACアダプタ「TYPE 5U」を利用できます。


キーボード部分はタブレット部分よりもやや軽く、実測で295グラム。


キーボードの配列はこんな感じ。基本的にはQWERTY配列になっており、Shiftキーも存在します。ただし、半角/全角キーやCtrlキー、Tabキーなどは存在しません。キータッチは柔らかく沈み込むような感じでクセがあり、キーが子どもに合わせたサイズになっているので、大人が快適にタイピングするのは難しいかも。


タブレット部分とキーボード部分とを合体させることで、ノートPCのような見た目に。


あくまでも組み合わせているだけで、ヒンジなどは存在しないので、折り畳みは不可能。タブレット部分とキーボード部分の角度はこんな感じ。


キーボードと組み合わせて、画面横の電源スイッチを押して起動したところが以下。

Microsoft監修Office体験アプリを搭載したタカラトミー「スキルアップ タブレットパソコン スピカノート」の起動画面 - YouTube


ホーム画面はこんな感じ。基本的にはタブレット部分だけで操作することが可能で、キーボード部分がなくてもアプリを使うことが出来ます。例えばカメラアプリをタッチして、起動してみます。


カメラでは写真とムービーを撮影可能。撮影した写真やムービーは本体あるいは挿入したmicroSDカードに保存することが可能。「さつえい」をタップすると撮影できます。


実際に撮影してみた写真がコレ。640×480ピクセルのJPEG形式で撮影できます。


写真ではただ撮影するだけではなく、あらかじめ用意されている顔はめフレームを使って撮影もできます。


顔はめフレームを使って撮影した写真がこんな感じ。


ムービーではノーマル撮影とショート撮影が可能。


実際に撮影したムービーが以下。ファイルはRIFF形式で、動画は320×240ピクセル・15fps、音声はPCM・16kHzのモノラルでした。

タカラトミー「スキルアップ タブレットパソコン スピカノート」でムービーを撮影するとこんな感じ - YouTube


一通り撮影すると、「おめでとう!」という文字とともに職業が表示されました。アプリやゲームをプレイすることで、関連した職業が実績解除されていくので、ノートPCを使ってバリバリと仕事をしている感じを体験できるかも。


また、「パソコンスキル」のアプリで、Microsoft監修のアプリをプレイできます。


パソコンスキルのアプリをプレイするにはキーボードとセットする必要があります。


MicrosoftのWord・Excel・Powerpointの特徴を体験できるアプリは、それぞれ「W ぶんしょうにゅうりょく」「E ひょうけいさん」「P プレゼンテーション」が用意されています。


「W ぶんしょうにゅうりょく」ではキーボードの使い方を中心とした学習やミニゲームが体験できます。例えばキーボードの入力練習や……


日記をつけることができます。入力はかな入力あるいはローマ字入力ですが、変換はできず、ひらがなとカタカナのみです。


「E ひょうけいさん」では数字入力やセル入力を体験できます。算数の学習アプリのような機能から……


おこづかいの収支をスプレッドシートにまとめられる「おこづかいちょう」


自分で学校の時間割を作ることができる「じかんわりひょう」も。PCほどの拡張性はありませんが、子どもにとって実用的な機能が用意されています。


「P プレゼンテーション」では名刺を作成したり……


実際のPoewrpointのように複数ページでプロフィールを表示させるという機能もありました。


なお、Microsoft監修アプリを使うと解除される職業は教師でした。


他にもゲームプログラミングを行えるモードも用意されています。


もちろんプログラミング言語を使った本格的なものではなく、あらかじめ用意されたブロックを使ったもの。条件文とUIのパネルを組み合わせてキャッチゲームやシューティングゲームがどう動くのかをみることができます。


実際にスキルアップ★タブレットパソコン スピカノートを使ってみると、確かに見た目はノートPCのようですが、あくまでもノートPC型の玩具といったところ。「キッズパソコン」と表現するには拡張性や自由度は低いですが、おもちゃとしてはさまざまなことができて、子ども向け電子手帳の進化形という印象を受けました。

幼いうちからキーボードの入力方法を学んだり、デジタルに数字を処理することに慣れたりするにはぴったり。他にも英会話スクールのECC監修による英語学習アプリなど、さまざまなアプリが合計70種類も搭載されており、ゲームだけではなく実用的なアプリも含まれているのも大きなポイント。「将来のために、子どもには小さい頃から電子機器に触れさせたいけど、高価なPCを買い与えるにはまだ早すぎるかも……」という場合には、アリだと感じました。

「スキルアップ★タブレットパソコン スピカノート」は2020年10月1日に発売予定。全国の小売店のほか、Amazon.co.jpでも注文可能で、価格は税込1万6440円です。

Amazon | 【Microsoft監修/ECC英語監修/ナゾトキは東大松丸式の松丸亮吾監修のアプリ搭載】スキルアップ タブレット パソコン Spica note ( スピカノート ) | 子ども用パソコン・タブレット | おもちゃ

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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