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UberがフードデリバリーサービスのPostmatesを26億5000万ドルで買収


配車サービス、およびフードデリバリーサービスのUber Eatsで知られるUber Technologiesが、同じくフードデリバリーを手がけているPostmatesを26億5000万ドル(約2840億円)で買収することを発表しました。

Uber Technologies, Inc. - Uber to Acquire Postmates
https://investor.uber.com/news-events/news/press-release-details/2020/Uber-to-Acquire-Postmates/default.aspx


Uber, Postmates deal would dominate Los Angeles, Miami markets - Reuters
https://uk.reuters.com/article/us-postmates-m-a-uber-antitrust/uber-postmates-deal-would-dominate-los-angeles-miami-markets-idUKKBN2472OT

買収について、すでにUberとPostmatesは最終合意に至っており、Postmatesの過半数の株主もこの買収を支持することを表明しています。株主による承認、規制当局による承認などを経て、買収は2021年第1四半期に完了することになります。


アメリカのフードデリバリー市場は第1位がDoordash、第2位がGrubhubで、Uber Technologiesの運営するUber Eatsは第3位です。

Uber Technologiesはコロナ禍により配車・フードデリバリーともに打撃を受けており、Uber EatsとGrubhubとの合併を目指していましたが、業界第2位と第3位の合併は反トラスト法違反ではないかという指摘が議員から行われたこともあって、2020年6月に合併交渉を打ち切りました。その後、Grubhubはオランダ・アムステルダムに本拠を置くフードデリバリーサービス企業・Just Eat Takeawayが73億ドル(約7800億円)で買収しています。

なお、Postmatesはアメリカの市場シェア第4位で、Uber Eatsはこの買収によりGrubhubを抜いてアメリカ第2位に浮上します。

フードデリバリーサービス業界はアメリカに限らず再編の動きが大きく、たとえば中国に本拠を置く世界最大のオンラインマーケット企業・アリババ傘下のフードデリバリーサービス・餓了麼(Ele.me)が、中国最大の検索エンジン・百度(Baidu)の運営する百度外売(Waimai)を買収するなどしています。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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