80%以上のスマホがEUの修理情報表示ルールを破っている

EU圏内で販売されるスマートフォンには、修理や交換用パーツに関する情報を明確にすることが求められており、修理の簡単さなどを示す「エネルギーラベル」を表示することが義務付けられています。ところが、修理する権利の確立を求める団体「Right to Repair Europe」が調査した結果、80%以上のスマートフォンが情報を欠いた状態で販売されていることが明らかになりました。
One Year Into EU Ecodesign Rules, 80% of Smartphones Still Lack Required Repair Information - Right to Repair Europe
https://repair.eu/news/one-year-into-eu-ecodesign-rules-80-of-smartphones-still-lack-required-repair-information/
ルールを守っているスマートフォンの例として、iPhone 17のエネルギーラベルをチェックしてみます。ラベルには「エネルギー効率:A」「バッテリー持続時間:41時間」「落下耐性スコア:B」「修理容易性スコア:C」「バッテリー容量が初期容量の80%になるまでの充電サイクル:1000回」「防塵・防水耐性を示す保護等級:IP68」という情報が記されています。また、右上のQRコードを読み取るとEUのサイト上に掲載されたデバイス情報にアクセスできます。

iPhone 17のデバイス情報ページはこんな感じ。エネルギーラベルよりも詳しく情報が記されています。

ページ下部にはメーカーが用意した修理情報ページにアクセスできるリンクも設置されています。

iPhone 17の場合はAppleの修理情報ページにアクセスできるようになっていました。

上記のように、情報表示義務に従っているスマートフォンの場合はエネルギーラベルからリンクをたどって修理情報ページにたどり着くことができます。しかし、Right to Repair Europeが2334種類のスマートフォンを調査した結果、「修理手順や交換用パーツの価格をすぐに確認できるページのリンクを設定しているスマートフォン」がわずか18%で、82%のスマートフォンがルールを破った状態で販売されていることが明らかになりました。
ルール違反の例が以下。中国製スマートフォンの「Oukitel WP35 Pro」は修理容易性をAとしています。

しかし、情報ページ下部のリンクにはリンク先URLが設定されておらず、クリックしてもどこにもアクセスできません。

製品情報シートを確認するとURLを記載する欄が3つとも空白になっていました。

Right to Repair Europeによると、8%のスマートフォンは「説明書を確認してください」という無意味な情報だけを提供しており、5%はTemuやAliExpressといった通販サイトへのリンクを登録していたとのこと。
Right to Repair Europeは「申請データに空欄が含まれていたら簡単に検出できるはずなのに、実際には何千もの空白が見過ごされている」と指摘し、「市場監視当局は法令順守の状況確認に多くのコストを投じるべきである」と主張しています。
また、Right to Repair EuropeはAppleやSamsungなどのルールを順守している企業についても「各社のサイトにアクセスした後、修理や交換用パーツの情報にたどり着くまでに複数回のクリックが必要である。どれだけの消費者が購入検討時にこれほど多くの手順を踏むかは疑問である」と指摘しています。
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in スマホ, Posted by log1o_hf
You can read the machine translated English article More than 80% of smartphones violate EU ….







