取材

「ゆとり教育」が磨いた感性で生物がさらにカッコよくなった「ゲッコー戦士レオパルド」


ワンダーフェスティバル 2020[冬]には、アニメや漫画のキャラクターを再現したフィギュアのみならず、機械や生物のフィギュアも数多く展示されています。ワンダーフェスティバルの公式レーベル「ワンダーショウケース」第38期に選出されたWSC#103 荒木秀造氏作、「ゲッコー戦士レオパルド」は実際に荒木氏が飼っているペット「レオパードゲッコー」をモデルにした作品となっています。今回のワンフェスのカタログでは「ゆとりジェダイ、というディーラー名が示すように、荒木はいわゆる「ゆとり世代」に属する造形作家だ。が、彼の場合は当時の偏った学習指導要領=ゆとり教育がプラスに転じ、その結果、造形作家としての才能がバランス良く開眼したように感ずる」と評されています。



レオパードゲッコーは日本語ではヒョウモントカゲモドキと呼ばれていて、実際のレオパードゲッコーの写真はこれ。


レオパードゲッコーがヒーローを演じているこの作品では、実際の生物を変に簡略化するのではなく、細部を少し変えることで生物のカッコよさやかわいさをそのまま引き出すことを目指したとのこと。


正面からは「正義のヒーロー参上!」と聞こえてくるほどの躍動感を感じられます。


たなびく赤いマントと……


胴体にはベルトが。いかにも正義のヒーローといったたたずまいです。


正面には「Leopard」の文字が強調されています。


造形にはプラスチック用粘土のスカルピーと細造形用のヘラだけを用い、デジタル造形は一切なし。は虫類の皮膚のざらざら感が手作業とは思えないほどリアルに再現されています。


「ゲッコー戦士レオパルド」の原型はこんな感じ。


なお、サイズは1/2スケールで、全高110mm。価格はワンフェス会場販売分の40個が税込5800円、一般の小売価格が税抜6800円となっています。

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in 取材,   生き物, Posted by darkhorse_log

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