「デス・ストランディング」に公平なレビューをするはずのファミ通関係者が登場してしまい国内外で批判が集まる
2019年11月8日に発売された小島秀夫監督最新作の「デス・ストランディング」では、日本のゲーム雑誌として有名な「ファミ通」の元編集長でありファミ通グループの代表でもある浜村弘一氏がカメオ出演しているのですが、このことが国内外で議論を起こしています。
In Japan, Fans Question Famitsu-Related Cameos In Death Stranding
https://kotaku.com/in-japan-fans-question-famitsu-related-cameos-in-death-1839770212
デス・ストランディングには日本最大のゲーム雑誌であるファミ通の浜村弘一代表がカメオ出演していることが明らかになっています。デス・ストランディングはファミ通のクロスレビューで満点を獲得しているため、浜村代表のカメオ出演は2者の癒着の結果ではないかとファンの間で疑われているわけです。なお、ファミ通のクロスレビューで満点を取ったゲームは、これまで26作品しか存在しません。
デスストがファミ通満点だったのは、編集長が出演してたからなんだな pic.twitter.com/UpzQvt7c2P
— ????こうた???? (@k0ta0uchi) 2019年11月10日
なお、デス・ストランディングでは浜村代表以外にも、ファミ通のマスコットキャラクターであるネッキーが壁画として登場していることが明らかになっています。
ファミ通のネッキー #デススト #DeathStranding #PS4share pic.twitter.com/UCcKGNchjm
— がしゃ髑髏 (@gashadokuroku) 2019年11月10日
ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンといったゲームに出演した著名人がデス・ストランディングを宣伝したり絶賛したりすることは不思議ではありませんが、ゲームの公平なレビューを書いているはずのメディア関係者である浜村代表がカメオ出演しており、そしてクロスレビューではめったに出ない満点がついているということでファンの間から批判の声が挙がっているわけです。
また、デス・ストランディングに登場する浜村代表風の見た目のキャラクターは、「父親がゲーム雑誌の編集者だった」という男性であり、主人公のサムとの会話で「君は確実に殿堂入りだよ」と語りかけている点も疑惑に拍車をかけていると言えます。なぜなら、ファミ通ではクロスレビューで高得点を獲得したゲームが殿堂入り、満点を獲得すればプラチナ殿堂入りするためです。なお、ゲーム内で表示されるクレジット表記にも浜村代表の名前が確認できるとのこと。
さらに、ファミ通は「メタルギアソリッド ピースウォーカー」の広告キャンペーンを行っており、同作もクロスレビューで満点を取ったという過去があります。
そのため、Twitter上では以下のような指摘も。
ファミ通がデスストに満点を付ける
— ゆーしゃ (@Dead_end_ran) 2019年11月10日
↓
ゲーム内にファミ通代表の浜村弘一が登場していると判明
↓
同様にゲーム内にPSPを絶賛するようなテキストが書かれる
↓
PSPは浜村を象徴するハード、過去には小島監督のメタルギアソリッドの広告を担当
これ業界ひっくり返る大事件なんじゃ#デスストでつながれ pic.twitter.com/cImLgmpIZs
なお、これまでファミ通のクロスレビューで満点を取ったゲームには、「メタルギアソリッド4」「メタルギアソリッド ピースウォーカー」「メタルギアソリッドV」といった小島秀夫監督作品が含まれており、デス・ストランディングは小島監督作品としては4作目のプラチナ殿堂入り作品です。
浜村代表のカメオ出演については、海外ゲームメディアのKotakuやEurogamerも「日本のファンから疑問の声が挙がっている」と報じています。
In Japan, Fans Question Famitsu-Related Cameos In Death Stranding
https://kotaku.com/in-japan-fans-question-famitsu-related-cameos-in-death-1839770212
Death Stranding's Famitsu cameos spark questions in Japan ? Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/articles/2019-11-11-death-strandings-famitsu-cameos-spark-questions-in-japan
なお、浜村代表は「428 〜封鎖された渋谷で〜」にもカメオ出演しており、このゲームもファミ通のクロスレビューで満点を取っています。
Kotakuは「日本のインターネット上での浜村代表のカメオ出演に対する反応はあまりいいものではありません。そして今回の件の不幸な点は、デス・ストランディングが興味深いゲームであり、新鮮な空気を吹き込む独創的な作品であるということです!ファミ通関連の黒いウワサにより論争が起きていることは非常に残念です。ファミ通はデス・ストランディングの日本での発売をめちゃくちゃにしてしまいました」と記しています。
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in ゲーム, Posted by logu_ii
You can read the machine translated English article Famitsu officials who should give a fair….