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リーダーとして有能になるための7つのヒントをOracleのヴァイス・プレジデントが語る

by Helena Lopes

リーダーとしての役目を果たすためには単に会議を行いタスクを割り当てる以上の資質が必要です。全てのリーダーが必ずしも有能なわけではない……ということで、Oracleのユーザー&開発者体験ヴァイス・プレジデントのレスリー・ロバートソン氏が、自分自身が経験から学んだ「優れたリーダーになるためのヒント」をIEEE国際技術者会議で語りました。

Seven Tips on Becoming an Effective Leader - IEEE Spectrum
https://spectrum.ieee.org/the-institute/ieee-member-news/seven-tips-on-becoming-an-effective-leader

ロバートソン氏は1989年にカーネギーメロン大学で学位を取得した後に就職、スタートアップを含めたいくつかの会社を経た後にヒューレット・パッカードNebulaでマネージメント職につきました。ロバートソン氏がOracleに入ったのは2015年で、2019年時点でロバートソン氏は社内のエンジニアリング文化を促進およびOracle Cloud Infrastructureのユーザー&開発者体験を取り仕切っています。

そんなロバートソン氏が経験から学んだ「有能なリーダーになるための7つのヒント」は以下の通り。

◆1:自分について書く

by Ana Tavares

なぜリーダーになりたいのか、自分が仕事で楽しんでいることは何かを書き出してください。大変な1日を終えて励ましを必要とする時、そのメモを読み直して自分のゴールやなぜリーダーシップを欲しているのかを思い出すことが助けになるはず。「このメモはあなたの気持ちを満たし、状況を切り抜けるための決意を固くしてくれます」とロバートソン氏は講演で語りました。

◆2:自分自身であれ
「優れたリーダーは皆、自分そのものである」というのがロバートソン氏の言葉。ロバートソン氏はキャリアを歩み始めた時、自分がバージョン1.0を作り出す仕事が好きだということ、スタートアップに関心があることに気付きました。そこで10年間、フリーランスのテクニカルライターとして数多くのスタートアップに関わってきたとのこと。

自分自身であることとは「情熱を追うこと」だとロバートソン氏は考えています。「あなたの道筋はあなた自身です。誰か他の人と同じキャリアパスなんて存在しません」とロバートソン氏は語っています。

◆3:手を挙げる

by Levi Hernández

自分の専門分野でないタスクについても手を挙げて実行すると、企業はその人を「新しい課題にチャレンジする人」「学ぶことを恐れない人」だと考えます。

ロバートソン氏がOracleのユーザー&開発者体験の代表となった時、最初の課題は「従業員の雇用」でした。ロバートソン氏は、新入社員が自分自身で組織について学ばなければならない状況を目の当たりにし、会社のポリシーや重要スキルを一気に教えるためのセッションを行うことを志願しました。さらに、新しいエンジニアのためのブートキャンプの開発にも携わりました。


これらのプログラムにより新入社員のトレーニングにかかる期間を数カ月から数日に短縮できたそうです。

◆4:とりあえずやってみる
変化を起こすのを恐れたりナーバスになったりするのは当然のこと。しかし、ずっと恐れを抱き続けるのはよくありません。気が重くとも恐怖を捨て去って行動に移すことで、自分らしいプロジェクトや仕事のチャンスに出会えます。

ロバートソン氏はそのキャリアの中で一度Oracleを離れ、再びマネージメント職で雇われることになりました。一度目にOracleで働いていた時には結婚をきっかけに退職を決意したとのこと。その時についたスタートアップとしての仕事で、ロバートソン氏は自分が新しいタイプの会社が好きなのだと気づいたそうです。

◆5:フィードバックを得ようとする
それが例えネガティブなものであっても、フィードバックを恐れるべきではありません。フィードバックは成功へのゴールデンチケットだとロバートソン氏は述べています。従業員にとって上司を批判するのは難しいものなので、オープンに批判を受け止めることで、よりチームを効果的に導くことが可能です。

ロバートソン氏は会議室を予約し、ファシリテーターに頼んで従業員にロバートソン氏のパフォーマンスについて質問してもらっているとのこと。この時、従業員は匿名化されるので、従業員が自分の立場が危険にさらされていると思うことなく声を挙げることができます。

◆6:探究心を持つ

by Antenna

重要な点を明確にする必要があると感じれば、それが大きな会議中であってもためらわずに質問すべき。あなたが疑問に思っていることは、声を挙げないだけで会議に参加する半数が疑問に思っているかもしれません。また質問を不快に思った人はより発言を増やすので、結果として理解は深まります。

◆7:率直であること
雇用の段階では率直であることが非常に重要。ロバートソン氏は面接の際、自分がどのような特性を持った人を求めているのかをオープンにします。これによって候補者が予測を持つことが可能になり、自分がそのポジションにあっているのかを判断できるようになります。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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