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1995年のAmazonトップページはこんな感じだった


1989年3月にCERNティム・バーナーズ=リー氏が書いた提案書「Information Management: A Proposal」は、現在まで続くWorld Wide Webの輪郭を作りました。2019年3月12日はWorld Wide Web誕生30周年だったわけですが、これを記念して、Amazonがサービス誕生当時のトップページの様子を公開しています。

「ウェブの誕生30年を記念して、私たちはAmazonがバーチャルの扉を開けた、1995年の最初のホームページを振り返ってみました」という言葉と共にAmazonのTwitterアカウントが投稿したのがこれ。灰色の背景に「Welcome to Amazon.com Books!」と書かれた1995年当時のAmazonトップページには、色合いといいデザインといいロゴといい、現在のAmazonの面影はありません。

In celebration of 30 years of the web, we’re looking back at our first homepage from 1995 when https://t.co/RvjXmU0HLY opened its virtual doors. We’re honored to be part of the @webfoundation’s 30-year story of the web. See all of the milestones at #Web30 #ForTheWeb pic.twitter.com/PanZ4l9f7k

— Amazon.com (@amazon)


一方で、これが2019年3月時点のAmazon。


Amazonの投稿についているハッシュタグ「#ForTheWeb」は、バーナーズ=リー氏が今日のウェブの機能不全を解決し、未来にまでウェブを続けていくために提案しているもの。インターネットは多くの可能性を生み出しましたが、同時にさまざまな犯罪を簡単にし、憎しみを拡散する力を持ちました。未来のウェブを作るためにバーナーズ=リー氏はWeb Foundationが政府・民間企業・一般市民たちと協力して新しいウェブのために協定を作ることを提案しています。

30 years on, what’s next #ForTheWeb? – OneZero
https://onezero.medium.com/30-years-on-whats-next-fortheweb-6ce844ed147f


30 years ago the world changed forever | W3C Blog
https://www.w3.org/blog/2019/03/30-years-ago-the-world-changed-forever/

具体的にいうと、バーナーズ=リー氏が考える「今日のウェブが直面している問題」は3つあります。「国家によって支援されたハッキングや犯罪行為」「クリックベイトにより利益が得られる仕組み」「憎悪や偏りによってゆがめられたウェブ上の言論がもたらす悪影響」という3点について、バーナーズ=リー氏がどのように解決すべきと考えているのかは、以下の記事から詳細を読むことが可能です。

ウェブの父ティム・バーナーズ=リー氏が「今こそ我々全員がウェブのために立ち上がる時だ」と語る - GIGAZINE

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Webの考案者ティム・バーナーズ=リーが「質問ある?」と掲示板に降臨して次々と回答 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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