「21世紀最恐のホラー映画」を生み出した監督の新作「MIDSOMMAR」予告編、美しく牧歌的な映像で描く地獄
デビュー作「ヘレディタリー/継承」で「21世紀最恐のホラー映画」「現代ホラー映画の頂点」という評価を得たアリ・アスター監督の最新ホラー「MIDSOMMAR」の予告編が公開されました。スウェーデンを舞台とした牧歌的な美しい映像がひたすら続くにも関わらず、映像を見続けるとジワジワと不気味さと恐怖がわき上がってくる内容となっています。
MIDSOMMAR | Official Teaser Trailer HD | A24 - YouTube
森の中を歩く人々の姿。
主人公・ダニがボーイフレンドとやってきたのは、90年に1度しか開催されていないという、カルトの夏フェス。
目を覚ました誰かがぼんやりと見つめるのは……
笑顔の女性。
牧歌的な村のように見える場所では鐘が鳴らされ……
少女が歩みを進めます。
白いドレスをまとい、花冠をかぶった人々が笑顔でその歩みを見つめます。
誰かを連れてきた馬車の横をぴったりと走る少女たち。
「こんにちは、ここにいたのね」と先ほどの女性は……
何かに気づいたのか表情を変えます。
ダニがやってきたのは祭壇のような場所。
壁に描かれた不気味な美しい絵画。
先ほどの女性の「あなたは話せないし……」
「動けないわね」という、不穏な内容が、ゆったりとした口調で語られていきます。
フェスの参加者は煙のようなものを浴び……
牧師から話を聞きます。
美しい映像ですが、逃げ場がなく、笑顔の人々にどこかに向かわされているようにも見えます。
多くの人が笑顔ですが、花冠を被った女性だけは何かをにらみつけているかのよう。
血が流れ……
逃げようとする人も。
理想郷のような美しい世界でダニが目にしたものとは……。
ただただ美しいだけだった映像が、徐々に不気味な世界に見えてきます。
倉庫の中から響くうめき声の正体は何なのか……。「MIDSOMMAR」は2019年9月9日に全米公開予定で、日本での公開日については記事作成時点で未定です。
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