メモ

チューインガムをリサイクルして作られたスニーカー「Gumshoe」


口がさみしい時のお供であるチューインガムは多くの人に親しまれていますが、時には吐き捨てられたガムを踏んづけてしまい靴の裏にくっついてしまうこともあるほか、道路を汚してしまう原因になることもあります。オランダの首都アムステルダムの都市キャンペーンを行うI amsterdamは、ファッションブランドのExplicit Wearおよびガムをリサイクルした商品開発を行うGumdropと協力することで、ガムを原料の一部にしたスニーカー「Gumshoe」を作り出しました。

Gumshoe Amsterdam
http://www.gumshoe.amsterdam/

These sneakers are made from recycled chewing gum - The Verge
https://www.theverge.com/2018/4/24/17274414/sneakers-chewing-gum-tec-amsterdam-gum-drop-explicit-wear

Gumshoeは、ソール部にガムをリサイクルしたゴムを使ったスニーカー。厚めのソールには「Gumshoe」の文字が刻まれています。この鮮やかなピンクのモデルと……


ソールの底部分と、かかとの上の部分「ライニング」がピンクであとは黒のブラックのモデルが用意されています。ちなみにリサイクルガムが使われているのはソールの部分だけで、アッパー部の素材には本革が用いられています。


ソールには、運河が張り巡らされたアムステルダムの街並みが刻まされています。前述のようにソールのゴムにはリサイクルされたガムが含まれており、その比率は全体の20%であるとのこと。


Gumdropのマネージング・ディレクター兼デザイナーのアナ・ブルス氏は「私たちはガムの原料に合成ゴムが含まれていることを知りました。その組成を分解することで、新しいタイプのゴムを作り出すことに成功しました」と語っています。プロジェクトの発表によると、アムステルダムでは1年で約1500トンのガムが道路に投棄されており、数百万ユーロ(数億円)の費用をかけて除去しているという状況があるとのこと。Gumshoeはそんなガムをリサイクルして使っており、約1kgのガムから4足のGumshoeが作られています。


プロジェクトの広報を担当するヨナタン・ヴァン=ルーン氏は「多くの人々にこの問題を知って欲しいと思っていました」「それがきっかけで、誰も気に留めない素材を使って皆が欲しがる商品を作ろうと考えました」とThe Vergeの取材に対して答えています。素材はガムをもとにしていますが、通常のゴムと同程度の強度があり、ガムのようにベタベタすることはないそうです。


Gumshoeは2018年7月から実際に販売が開始される予定で、以下のサイトで予約を受付中。定価は199.95ユーロ(約2万6000円)で、記事作成時点では49.95ユーロ(約6500円)のデポジットで予約が受け付けられていました。

Explicit - Explicit
http://www.explicitwear.com/

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
靴底などパーツを自由に組み合わせてカスタマイズできるモジュール式の靴「Shooz」 - GIGAZINE

スマホから操作して足を温めたりヒールの高さを調節したりできる「スマートハイヒール」が登場 - GIGAZINE

古いスニーカーを新品同様のオリジナル作品によみがえらせる弱冠20歳の「スニーカー専門Cobbler(靴修繕屋)」 - GIGAZINE

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のスニーカー「Nike Mag」がついに登場、89足限定でチャリティー抽選がスタート - GIGAZINE

超軽量のマイクロファイバー製でフィット感抜群のシューズ「THE NINJA」 - GIGAZINE

日本未発売の派手なスニーカーなども並ぶ香港のスニーカーストリートに行ってみました - GIGAZINE

in メモ,   ハードウェア,   , Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.