試食

豆腐に発酵技術を取り入れてチーズのような食感を生み出した奇跡の豆腐「BEYOND TOFU(ビヨンドとうふ)」を食べてみた


豆腐のいえば、触ると「柔らかくてプルプルしている」というのが一般的ですが、創業60年を超える豆腐メーカー相模屋から、「チーズのように固く削れて溶ける」という「BEYOND TOFU(ビヨンドとうふ)」が2018年3月31日から登場しています。相模屋によると、BEYOND TOFUは豆腐とは思えない食感・質感で、「低脂肪豆乳×発酵がつくりだす植物性100%の奇跡のとうふ」とのこと。MS-06ザクとうふなどを開発してきた相模屋による奇跡お豆腐がめちゃくちゃ気になったので実際に買って食べてみました。

~ とうふを超えたおとうふ ~ 低脂肪豆乳×発酵がつくりだす 奇跡のとうふ 『BEYOND TOFU』 2018 年3 月31 日より発売のお知らせ|商品情報|相模屋食料株式会社|とうふは相模屋
https://www.sagamiya-kk.co.jp/products/products_2018_03/4546

BEYOND TOFU|商品紹介|相模屋食料株式会社|とうふは相模屋
https://sagamiya-kk.co.jp/products/beyond.html

BEYOND TOFU


左がBEYOND TOFUの「ブロックタイプ」(150g:税込537円)で右が「キューブタイプ」(50g:税込300円)。「TOFU」と大きく書かれたパッケージは海外製のチーズのような雰囲気をかもしだしています。メーカーによると、商品名「BEYOND TOFU」は、使われている油が植物性油100%でありながら、今までのとうふと異なる次元を実現した「とうふを超えたおとうふ」というのが由来です。


まずはブロックタイプの方から食べてみます。見た目は見事な直角三角柱。


チーズのような見た目ですが、原材料には「豆乳発酵食品」「植物油脂」「粉飴」などが並んでおり、乳脂肪分や動物性の食材は入ってません。


エネルギーは100gあたり335kcalなので。1個150gだと502kcal。ちなみに、プロセスチーズ100gあたりのエネルギーは339kcalとほぼ同じで、木綿豆腐100gあたり72kcalと比べるとの5倍弱ということになります。


賞味期限は一般的な豆腐より長く、製造日を含め30日間とのこと。


開け方がわからなかったのでキッチンハサミを使ってみます。


真空パックの辺にそって切り……


パッケージをはがしていき……


取り出してみるとこんな感じ。


長辺が10cmほどで、13.8cmのiPhone 7と比べるとこんな感じ。


厚さは4cmほど。


近づいてみると、ほのかに豆腐っぽい香り。また、パルメザンチーズのような発酵食品の強い香りはありませんが、わずかに酸っぱい匂いが感じられます。


まずは、好奇心に押されてそのまま食べてみます。包丁で切ってみると、固い粘土のような質感で、スライスチーズや6Pチーズなどのプロセスチーズよりやや固めぐらい。BEYOND TOFUは市販用の豆腐に初めて「発酵」を取り入れることによってこの固い質感を実現しているとのこと。材料の豆乳はUSS製法による低脂肪のものを使用しています。


味がわかりやすいようにスライスしてみました。


食べてみると、まず最初にプロセスチーズのようなややネットリとした食感、次に酸味と豆腐に近いほのかな甘さを感じます。食感がプロセスチーズにかなり近いので、一瞬「チーズっぽい」と思うのですが、ミルクではなく豆腐に「発酵」というプロセスを取り入れているため独特の風味があり、豆腐のような納豆のような後味が残ります。他の編集部員に感想を求めると、「食感はチーズそのもので、味はもの凄くあっさりとした癖のないチーズ」「食感と歯ざわりはチーズだけどミルキーさはなく物足りない」「チーズは好きだけどこれは1切れを食べきるのがキツい」と人を選ぶ様子で、共通しているのは「チーズよりあっさりしている」ということでした。


チーズに似ていると感じたのでプロセスチーズを用意しました。


もちろん香料や具など混ぜ物はなし。


プロセスチーズの方を食べてみると、BEYOND TOFUはコクや酸味が控えめで、チーズのクセを弱くしたものという印象をますます強くしました。


粉チーズなどに使われるパルミジャーノ・レッジャーノのようにガリガリと削ってパスタにふりかける、という食べ方がウェブサイトに記載されていたので、ミートソースを用意してスパゲッティにかけてみます。


もちろんミートソースはBEYOND TOFUの風味を上書きしないようにチーズが含まれていないもの。


というわけで、サクっとミートソーススパゲッティを作成。


編集部にはチーズ削り器やチーズグレーターがないので、目の細かいおろしを用意しました。


さっそく、おろしてみると……


予想以上にBEYOND TOFUに粘り気があり、おろし器ではおろせませんでした。


というわけで、擦るのをあきらめてピーラーで削ってみます。


予想以上にうまくいきました。BEYOND TOFUを上からかけるときは、ピーラーで削るのが良さそう。


ミートソーススパゲッティに豆腐がのっているとは思えない見た目で、まるでピザ用チーズ。


食べてみると、チーズそっくりで、味は全く違いがあるように感じられません。ただし、ウェブサイトにはBEYOND TOFUは「熱するとろりと溶ける」性質があると記載されているのですが、チーズのように「とろ~り」溶けるものではない様子。逆に「溶けないチーズがミートソーススパゲッティに入っている」という少し不思議な感じになります。


というわけで、小さく切り、先ほどのミートソースをまぶして食べ比べてみました。


見た目では全く判断できません。


まずは、BEYOND TOFUから食べ……


次にプロセスチーズとミートソースを一緒に食べると、全く同じように感じ、味の違いがわかりませんでした。他の編集部員にも食べてもらったところ「誤差の範囲内」という感想でした。


次は豆腐としてどうなのか気になったので、冷ややっこのように醤油と食べてみます。


短冊状に切って……


醤油に付けて食べてみると、「チーズの食感で豆腐の香り」というBEYOND TOFUの特徴はそのままですが、醤油の風味が加わることによって食べやすくなったように感じます。独特のクセのあるBEYOND TOFUですが、あっさりしているので他の強い味が加わるとクセが適度に抑えられる模様。


次はBEYOND TOFUのキューブタイプを食べてみます。


パッケージの裏にはアレンジ方法が記載されていました。


パッケージの中には、さらに半球型でやや固めの透明なパッケージが入っており……


フタをめくると、1cmほど立方体形のBEYOND TOFUが収まっています。キューブタイプは、クラッカーやカナッペ、ピンチョスなど手軽な料理に使うのがオススメとのことなので……


クラッカーにのせて食べてみます。オリーブやスモークサーモン、トマトなどの材料を用意しました。


サクっと完成。


食べてみると、一緒にのせた具材の味を引き立てながら、BEYOND TOFUの食感を残し、そのまま食べるよりも食べやすくなっています。他の編集部員に感想を求めると「何も言わずに出されたらチーズとしか思えない」や、そのまま食べるのがやや苦手だった編集部員も「クラッカーや具材と共にだとチーズのようにいける」というコメントをしていました。BEYOND TOFUはチーズなど「動物性のタンパク質や油分を健康上控えている」「チーズの酸味・発酵臭・油っぽさが苦手」「もうすこしさっぱりしたチーズが食べたい」という人などに良さそうと感じました。


BEYOND TOFUのブロックタイプとキューブタイプは、関東甲信越・関西地区のスーパーマーケットを中心に購入可能。楽天市場の相模屋おとうふShopでは、ブロックタイプとキューブタイプが3個ずつ・合計6個のセットが税込3218円で取り扱われています。なお、北海道・沖縄県を除く送料無料となっています。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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