画像素材からデザインの似た大きな画像を生成する「WaveFunctionCollapse」
「WaveFuntionCollapse」は素材となるビットマップ画像を基に、何枚も画像をつなぎ合わせたり、角度を変えたりなどして、元の素材に似た大きな画像を作り出せるとのこと。たとえば、自作のゲームを作るような場合、そこまで個性を持たせる必要のないマップやフィールドを作るときに素材となる画像を読み込ませて、デザインを自動生成することにも使えそうです。
WaveFunctionCollapse/README.md at master · mxgmn/WaveFunctionCollapse · GitHub
https://github.com/mxgmn/WaveFunctionCollapse/blob/master/README.md
たとえば、以下の「2本の黄色い花」のビットマップ画像を「WaveFunctionCollapse」に読み込ませると……
元のデザインを生かし、より大きな「6本の黄色い花」の画像が生成されます。
複数の画像を読み込ませることもでき、赤枠で囲まれた13個の画像を読み込むことで、電子回路のような画像を作成も可能。
ゲーム用の素材を使えば、フィールドのような画像を作成できます。
さらに生成する画像に制約を付けることが可能で、あらかじめどの地点にどの素材を配置するか決めておき、「Fixed」のタグを設定すると……
タグを設定した部分は指定された素材のままで、他の部分を自動生成してくれます。
生成には時間を要することがあるようですが、3D画像の作成も可能とのことです。
「WaveFunctionCollapse」はMicrosoftよって開発されたプログラム言語「C#」で開発されており、使用するには、事前にC#の開発環境を準備する必要があります。
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