「自分らしさ」を追い求める女性だけのバイククラブを追ったドキュメンタリームービー

「バイク」にはどちらかといえば「男の世界」という感覚があるものですが、そんな中で異色のバイク乗りのバイククラブがニューオリンズに存在します。女性だけで結成された「Caramel Curves(キャラメルカーブズ)」は、女性2人から始まって10周年を迎えたクラブで、アメリカの女性たちにチャレンジする活力を与えているとのこと。そんなCaramel Curvesの活動を追ったムービー「Riding With New Orleans’s All-Female Motorcycle Club」をYouTubeチャンネルのGreat Big Storyが公開しています。

Riding With New Orleans’s All-Female Motorcycle Club - YouTube


重量感あふれるバイクにまたがっている女性たちが、バイククラブ「Caramel Curves(キャラメル カーブズ)」のメンバーです。

クラブメンバーは、母親や娘である「普通の女性たち」により構成されており、結成されて10周年を迎えます。

エンジンを吹かし、後輪を空回りさせる「バーンアウト」をキメて白煙を上げるメンバー。

Caramel Curvesは子どもから大人まで年齢を問わず大人気のクラブ。

このバイククラブは女性2人から始まりました。創設者はTruさんと……

代表のCocoさんです。

バイクに乗る時の服装は「ストリートに繰り出せるようなファッション」にこだわっているとのこと。バイクに乗る前にはメイク道具を手に取り……

常にメイクを行います。

足にはヒールの高い靴を履き……

バイクを乗りこなします。

「何よりもまず私たちは女性で、かわいいことが好きでもワイルドなのよ」

「ヒールでバイクにまたがるのは難しくないですか？」というインタビュアーからの質問に対しては「ヒールを履いて歩いているんですもの、バイクにまたがるのは朝飯前よ」

バイクに乗るTruさんとCocoさんが出会い、Caramel Curvesが誕生しました。Cocoさんが鮮やかな手つきでバイクをいじっています。

Truさんによると創設者の2人は「似たもの同士」とのこと。

クラブ名の「Caramel Curves(キャラメル カーブズ)」の名前は、「肌の色」を表すCaramel(キャラメル)と、「男性よりうまくカーブを走る」「オートバイ乗る姿は女性ならでは曲線美を描く」というCurves(カーブズ)から付けられたものだとのこと。

Cocoさんはメンバーについて「私たちは母親であり、娘でもあり、そして私たちは、世界中の普通の女性の姿そのもの」と語ります。

「私は、女性の地位向上については大々的に応援する」と語るTruさん。

「自分のやりたいことを、自分で成し遂げられる、そんな女性を応援するわ」と語ります。

Truさんによると、かつてアメリカでバイクは「男のもの」でした。

「女性は今でも全般的に差別されてる。私たちはCaramel Curvesで自分たちの尊厳をアピールしているの」

続いて「私は、バイクに乗りたいあらゆる女性には、勇気を持ってほしい」と語ります。

「女性はバイクに乗ってはいけない、なんて考えている人のことよ。気にせず乗っちゃえばいいのよ」

「子どもたちが私たちを見上げた時、『Caramel Curvesができるのだから、自分にもできるはず』と感じ取るのよ」

「だから、私たちはクラブをやり続けようと思うの」

「Caramel Curvesは、私の大きな財産なの」

「ライブ中継をしながらのアメリカ横断バイクツーリングを予定中よ」

「ハイヒールを履いてね」