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ダウンロード版ゲームの中古販売も可能なプラットフォーム「Robot Cache」は開発者にも利益アリ


ゲームの販売スタイルは、店頭や通信販売でROMやカートリッジを販売する「パッケージ」と、デジタルデータをインターネット経由で販売する「ダウンロード」の2つに大別されます。これまで中古市場はパッケージ中心で、ダウンロードしたデジタル版の市場は確立されていない状態にありますが、「Robot Cache」ではユーザーがダウンロード版の中古販売を行える上に、中古売買が行われた際にも開発者に利益をもたらしてくれる仕組みとなっています。

Robot Cache
https://www.robotcache.com/


Robot Cache is a new digital PC games storefront that will let you sell your used games ・ Eurogamer.net
http://www.eurogamer.net/articles/2018-01-16-robot-cache-is-a-new-digital-pc-games-storefront-that-will-let-you-sell-your-games

Robot Cacheを作ったのはゲーム制作会社・inXile Entertainmentのブライアン・ファーゴ氏。ゲームを配信するプラットフォームという点では、Valve Corporationが展開しているSteamなどの競合相手となる存在です。

Robot Cacheの特徴の1つは、仮想通貨でも用いられているブロックチェーン技術が取り入れられていること。これによって、サービスを分散化することができて運用経費が削減され、ゲームの開発者(デベロッパーやパブリッシャー)側の経費抑制を実現します。

by Jonathan Brinkhorst

たとえば、競合相手と目されるSteamの場合、収益の30%がプラットフォーム利用手数料として差し引かれるので、開発者の手元に残るのは収益の70%です。一方、Robot Cacheの場合は手数料を5%にまで抑えることで、開発者は利益の95%を得ることができます。

ユーザーにとってのメリットは、ダウンロードしたゲームを中古で販売できるという点です。ダウンロード版の中古売買の試みはRobot Cacheが初というわけではありませんが、まだスタンダードになったプラットフォームはないのが現状です。

ユーザーがダウンロード購入したゲームを中古で他のユーザーに販売したとき、その利益の5%はRobot Cacheのプラットフォーム使用手数料として差し引かれます。そして、利益の70%は開発者のもとへ送られ、残る25%がユーザーの手元に渡ります。このとき、ユーザーが受け取るのはRobot Cache内の通貨である「IRON」です。

IRONはRobot Cache内で他のゲームを購入するのに使えるほか、Robot Cacheで「発掘」することも可能だとのこと。

by Wade Rockett

Robot Cacheの開始時期は2018年第2四半期(4月~6月)となる見込みです。

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in ゲーム, Posted by logc_nt