サイエンス

人工知能が恒星ケプラー90の8つ目の惑星を発見、惑星8つは太陽系と並んで観測史上最多

by NASA/Wendy Stenzel

NASAが人工知能(AI)を使い、太陽系から2545光年離れた恒星系・ケプラー90の新たな惑星「ケプラー90i」を発見したと発表しました。ケプラー90にはこれまでに7つの惑星が確認されていて、これが8つ目。8つの惑星がある恒星は、観測史上でこれまで太陽しか見つかっておらず、最多タイ記録となります。

Artificial Intelligence, NASA Data Used to Discover Exoplanet | NASA
https://www.nasa.gov/press-release/artificial-intelligence-nasa-data-used-to-discover-eighth-planet-circling-distant-star


8惑星持つ恒星系、AIで発見 太陽系と並び最多、NASA 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3155479

Artificial Intelligence and NASA Data Used to Discover Eighth Planet Circling Distant Star - YouTube

by NASA

ケプラー90には「ケプラー90b」から「ケプラー90h」までの7つの惑星があることがわかっていましたが、今回、8つ目の惑星である「ケプラー90i」が新たに見つかりました。ただし、太陽系に置き換えると、その公転軌道はいずれも地球よりも内側。


ケプラー90iは地球より約30%大きい惑星。表面温度が426℃(800℉)に達するため、生命は存在しないと考えられます。


今回、NASAではケプラー宇宙望遠鏡から得られたデータを利用して、AIでケプラー90iを発見しました。


用いられたのは恒星の明るさのデータ。もし惑星が前を横切ると、恒星には影が落ちて、明るさがわずかに衰えます。


NASAは膨大なデータをAIに処理させることで、ケプラー90iの存在を見つけ出しました。


NASAは同じ手法でケプラー80の第6惑星・ケプラー-80gも発見しており、技術の応用により、さらなる星の発見が期待されています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
太陽系外惑星の大きさや軌道、表面温度をインタラクティブに見てわかる「EXOPLANETS」 - GIGAZINE

「ハビタブルゾーン」に含まれる惑星10個をNASAが新たに発見したと発表 - GIGAZINE

NASAが地球に似た惑星を7つを「TRAPPIST-1(トラピスト1)」の周りで発見 - GIGAZINE

9番目の惑星「プラネット・ナイン」は太陽に捕まえられた「自由浮遊惑星」である可能性 - GIGAZINE

太陽系に本物の第9惑星「惑星X」が存在する可能性が急浮上 - GIGAZINE

in サイエンス,   動画, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.