Nintendo Switch専用ドックなしでもモニターとつないで大画面プレイできる「C-Force」を使ってみた
2017年3月3日発売のNintendo Switchは据え置き型のゲーム機としても携帯ゲーム機としても使えるというこれまでになく画期的な端末です。据え置き型のゲーム機に変身するとは思えないぐらいコンパクトで、実際に外に持ち出してゲームを楽しんでいるという人も多いはずですが、いざ持ち出してみると「やっぱり家の大画面でゲームするのが最高だな……」と思ったりするもの。そんな時に、かさばるNintendo Switch専用ドックがなくてもモニターやTVなどの大画面でNintendo Switchのゲームを思いっきりプレイできるようになるのが「C-Force」です。
C-Force: World's First HDMI Hub for Switch and S8/S8+ by C-Force — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/switch-con/switch-con-worlds-first-hdmi-hub-for-switch-and-s8
C-Forceは、元はSwitch-Conという名称でクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募っていたもの。目標額を達成して無事商品化となったのですが、「Switch-Con」という名称が商標登録済みのものであるとKickstarter側が判断したため、一時的にプロジェクトは停止していました。しかし、名称を「C-Force」に変更したことで無事商品化し、ついにGIGAZINE編集部にも届いたというわけ。
Nintendo Switchをドックなしでディスプレイに出力可能にする「Switch-Con」 - GIGAZINE
◆フォトレビュー
そんなわけでついに届いたSwitch-ConもといC-Forceがコレ。パッケージの時点でギリギリ片手いっぱいに収まるくらいのコンパクトサイズです。
箱をパカリ
中にはC-Force本体と説明書が入っていました。
これがC-Forceの本体部分。本体から伸びるUSB-Cプラグを除けば、手のひらに収まるくらい小さいので、「本当にこれが専用ドックの代わりになるのか?」と疑わずにはいられません。
C-Force本体の天面部分には、左から電源供給用のUSB-CポートとHDMIポート。
左側面にはUSB-C 3.1ポート×2
右側面にはUSB-A 3.1ポート×2
そして底面からは唯一のUSB-Cプラグが伸びています。
ポートの配置は「C-Force」のロゴが見える正面からだと以下の通り。
付属の説明書にはC-Forceの使い方が図示されているので、英語が読めなくても何ら問題なく使用できます。
◆専用ドックと比べてみた
これはNintendo Switchの専用ドック。
こんな風にNintendo Switchを装着すると、専用ドックとHDMIケーブルでつながっているTVやモニターにゲームの映像を出力することが可能です。
しかし、見ての通りNintendo Switchよりもかなりサイズは大きめ。重さはそれほどでもないのですが、せっかく薄くてコンパクトなNintendo Switchも、専用ドックと一緒に持ち歩こうと思うとかさばってスペースをとってしまいます。
対して、C-Forceは専用ドックと比べるとサイズはかなりコンパクト。
さらにC-ForceはNintendo Switchよりもわずかに薄いので、荷物としてかさばらないのもポイント。
以下のようにNintendo Switch専用のキャリングケースに本体と一緒に無理矢理収納できるほどC-Forceはコンパクトなので、外出時にNintendo Switchと一緒に持ち出しても邪魔になることはなさそうです。
◆実際にC-Forceを使ってみた
というわけで、実際にC-Forceを使ってNintendo Switchの映像をモニターに出力してみます。
まずはC-Forceの天面にあるUSB-CポートにACアダプタなどを接続して電源を供給。
続いてその隣にあるHDMIポートにHDMIケーブルを接続して、モニターもしくはTVとC-Forceをつなぎます。
さらに、C-Force唯一のUSB-CプラグをNintendo Switchに接続。
すると、Nintendo Switchの映像がモニター上に出力されます。
C-Forceでモニターに映像を出力したまましばらくゲームをプレイしてみましたが、映像が乱れることも、Nintendo Switch本体のバッテリーが徐々に減っていくということもなく、まったく何の問題もなくゲームをプレイできました。専用ドックのある家の中ではあまり活躍する機会がないかも知れませんが、Nintendo Switchの特徴のひとつである携帯性の高さをいかして旅行先や友人と遊ぶ際などに一緒に持っていけば、幅広く活躍してくれそうです。
C-ForceにNintendo Switchを接続してからどれくらいのスピードでモニターに映像が出力されるのかは以下のムービーを見ればよくわかります。
「C-Force」を使って専用ドックなしでモニターにNintendo Switchの映像を出力 - YouTube
・おまけ
C-ForceはUSBハブとして使用することも可能。例えばUSB-CポートがひとつしかないMacBookなどに接続すれば、USB-AプラグしかないUSBメモリなどを使用したり、USBメモリを使用しながらMacBookを充電したりすることも可能です。
ただし、ポートの間隔は狭いので横幅の広いUSBメモリだと2つ並べて挿せない可能性があります。
さらに、C-ForceとモニターをHDMIケーブルでつなげれば、MacBookの画面を出力することも可能です。
なお、C-Forceは公式ストア上で69ドル(約7600円)で販売されており、送料は無料となっています。
Store - Switch-Con
・関連記事
実際に「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」をゲット&使用してわかったことまとめ - GIGAZINE
Nintendo Switchを置くだけでスタンドになってバッテリーの充電も可能な外出時必携アイテム「Nintendo Switch用置くだけモバイルバッテリー10000mAh」を使ってみた - GIGAZINE
Nintendo Switchをスーファミ風にアレンジするとこんな感じ - GIGAZINE
Switchを64に挿して使える自作の改造ドック「Nintendo Switch 64 dock」が登場 - GIGAZINE
・関連コンテンツ