取材

京阪初の有料座席指定車両「プレミアムカー」お披露目、3列シートでコンセント&Wi-Fi装備


京阪電気鉄道が2017年8月20日(日)から導入する初の座席指定特急車両「プレミアムカー」のお披露目を行いました。

(PDFファイル)座席指定の特急車両「プレミアムカー」平成29年8月20日(日)サービス開始!

京阪といえば、関西でテレビ放送が始まった1954年(昭和29年)に「テレビカー」を導入したり、二階建てのダブルデッカーを組み込んだり、通勤ラッシュ対策として一部の座席を頭上に収納することで扉を増やす車両を作ったりと、「技術の京阪」として知られています。「プレミアムカー」は、「京阪特急の次代を拓く新サービス」として技術の京阪の粋を尽くした「至福の移動空間」となっています。

公開は午前中に中之島駅で行われたあと、午後は寝屋川車庫で行われました。


「プレミアムカー」は8000系編成に組み込んで運用されます。


プレミアムカーは大阪側先頭(8両目)から数えて3両目に組み込まれています。


屋根寄りに特急エンブレムと「PREMIUM CAR」の文字。


京阪の特急車両は片開きの扉が2カ所(両側合わせて4カ所)に設けられているのが通例でしたが、プレミアムカーは京都寄りに大型扉が1つだけ。


撮影したプレミアムカーは「8555」。窓の並びにも特急エンブレムが入っています。


側面の行先表示器は扉の横、大阪寄りの窓の上部に設置されていました。LEDタイプで「特急 淀屋橋」「1401号 指定席 14:09 当駅発」という二段表示。


言語は日本語と英語の2種類を10秒弱ごとに切り替えます。


ここからは車内へ。京都寄りの5号車から、プレミアムカー(6号車)へ入っていきます。


プレミアムカーには専属アテンダントがいます。


シート配列は1+2の3列。


側面部の張り出した大きなヘッドレストが特徴的。


ヘッドレスト側面には特急エンブレム。


肘掛けの先端に電源コンセントを装備。


座席の背にはテーブル付き。


座席を回転させて4人掛けにするとこんな感じ。


1人掛けの方はこんな感じ。


やはり通路側の肘掛けの先端に電源コンセントがあります。


向かい合わせにするとこんな感じ。


車両端はこんな感じ。マークが付いているとおり、車内ではFree Wi-Fiが利用できます。


京阪電車の車両には必ず掛けられている成田山不動尊のお札がこの車両にも。


頭上の棚はトランクでも置けるぐらいの大きさ。だいたい、新幹線の棚と同じような感じ。


ここに空気を浄化するナノイー発生装置が取り付けられています。


通常の車両のクロスシートは2列+2列。


ロングシート部分はこんな感じ。


「プレミアムカー」を組み入れた8000系全10編成は2017年8月20日(日)から運転開始。利用料金は淀屋橋・北浜・天満橋・京橋~樟葉、および枚方市・樟葉・中書島・丹波橋・七条・祇園四条・三条~出町柳が400円、淀屋橋・北浜・天満橋・京橋~中書島以遠が500円。主に特急として運用される予定です。

プレミアムカーを利用するための「プレミアムカー券」はネットまたは特急停車駅で、乗車14日前の午前10時から列車出発時刻の3分前まで購入可能。ネットでは、8月初旬に京阪電車公式サイト内に「プレミアムカークラブ」を公開予定です。プレミアムカークラブでは、購入後の列車変更や座席変更もスムーズに行えるとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「トワイライトエクスプレス」の伝説を受け継ぐ「TWILIGHT EXPRESS 瑞風 MIZUKAZE」車両完成記念式典開催 - GIGAZINE

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」外観レビュー、ノスタルジックモダンをコンセプトに落ち着いた雰囲気 - GIGAZINE

アールデコ調をベースにした「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」のインテリアはこんな感じ - GIGAZINE

電車の中でお酒を楽しむ非日常が味わえる京阪・中之島駅の「ホーム酒場」に行ってきました - GIGAZINE

京阪大津線を走る映画「けいおん!」ラッピング電車の外観はこんな感じ - GIGAZINE

京阪大津線のラッピング電車は内装まで徹底的に映画「けいおん!」尽くし - GIGAZINE

「けいおん!!」特製乗車券の販売、早朝から駅前に1000人近い行列が - GIGAZINE

京阪大津線を1日乗り放題な「けいおん!!」特製乗車券レビュー - GIGAZINE

in 取材,   乗り物, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.