ドローンボート部隊の性能をアメリカ海軍が沿岸防衛でテスト
![](https://i.gzn.jp/img/2016/12/31/us-navy-swarmboat/00.jpg)
沿岸警備や不審船の追跡などの任務に投入されるドローンボート部隊のデモンストレーションを、アメリカ海軍研究所が1カ月にわたって実施しました。
U.S. Navy's Drone Boat Swarm Practices Harbor Defense - IEEE Spectrum
http://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/military-robots/navy-drone-boat-swarm-practices-harbor-defense
![](https://i.gzn.jp/img/2016/12/31/us-navy-swarmboat/snap2021.png)
U.S. Navy Shows Off Unmanned Autonomous 'Swarm Boats' – gCaptain
https://gcaptain.com/u-s-navy-shows-off-unmanned-autonomous-swarm-boats/
Navy Autonomous Swarmboats, Mission: Safe Harbor - YouTube
![](https://img.youtube.com/vi/pGsdaqpq-5w/maxresdefault.jpg)
こういったドローンボートが作られることになった一因は、2000年10月12日に発生した駆逐艦コールへの自爆攻撃にあります。コールはアデン湾で定時の燃料補給を受けていたところ、接近してきた小型ボートによる自爆攻撃を受けて乗員17人が死亡、39人がケガを負いました。
コールはイージスシステムや艦対空ミサイルを装備していて優れた防空能力・攻撃能力を備えた戦闘艦艇でしたが、高価な装備を搭載していないボートによる攻撃で大きな損害を受けうるということがわかり、アメリカ海軍は安価で対応可能な方策として、ドローンボート部隊を考案しました。
攻撃を受けて左舷に大きな損傷を受けたコール
![](https://i.gzn.jp/img/2016/12/31/us-navy-swarmboat/USS_Cole_m.jpg)
by Sgt. Don L. Maes, U.S. Marine Corps.
ボートの自律操縦についてはCARACaSという技術が用いられていて、2014年にバージニア州のジェームズ川で「5隻のドローンボートで有人船舶を守る」というテストが行われました。
2016年の実証実験では、さらに自律的な部分の性能が高められたとのことで、これでドローンボート部隊は敵を圧倒できるようになると広報担当者は語っています。
・関連記事
まるでSF映画のように化学反応でドローンを”成長”させる設計・製造システム「Chemputer」 - GIGAZINE
強烈な電磁パルスを照射して敵の電子機器や兵器を破壊する最新兵器「Phaser」 - GIGAZINE
数か月間の無人自律航行が可能で潜水艦を探知する対潜無人艦「Sea Hunter」 - GIGAZINE
防水で水中から空中に飛び出せる「空飛ぶ潜水艦」のようなドローン登場 - GIGAZINE
無人偵察ドローンを運用する米軍の抱える最大にして意外な悩みとは? - GIGAZINE
・関連コンテンツ
You can read the machine translated English article The US Navy tests the performance of Dro….