左右の手で別々のキャラを操作し脳がパニックを起こすパズルゲーム「Semispheres」
クリエイティブな作品が集まるDigital Alberta Awardsのゲーミングカテゴリで優勝するなどさまざまなアワードを受賞したパズルゲームが「Semispheres」です。Semispheresは、左手と右手で一画面に映っている別々のキャラクターを操作するという、シンプルながらも奥深いゲームになっており、東京ゲームショウ2016で出展していたので実際に体験してきました。
Semispheres
http://semispher.es/
東京ゲームショウでSemispheresを展示しているVivid Helixのブースにやってきました。
ブースではSemispheresのデモプレイを体験できます。Semispheresは画面が左と右にわかれていて、左にあるスフィアと右にあるスフィアを操作して画面上部のゴールに持っていくというパズルゲームです。
Semispheresの特徴が左手で左のスフィアを、右手で右のスフィアを同時にコントロールするというゲーム性です。
以下の画像を見るとよくわかるのですが、左スティックで左画面のスフィアを、右スティックで右のスフィアを同時にコントロールしているというわけ。
ただ単にスフィアを操作してゴールさせるのではなく、多彩なトラップが待ち構えているステージがあり、例えば、以下のステージは右の画面に見張りをしているかのようなスフィアが置かれています。スフィアの前の白い扇形のエリアに入ってしまうと死んでしまうので、これを何とかしてよけていかなければいけません。
ここでボタンを押すとポンッという音が鳴って円のようなものがスフィアの周りに広がります。これは見張りをおびき寄せるために音をならしたということで、見張りのスフィアがこちらを調べにやってきます。
見張りがおびき寄せられている間に突破してゴール。これはメタルギアソリッドで壁をたたいて敵をおびき寄せるシステムに少し似ています。
このステージでは、またしても右の画面にいる見張り役が通路をふさいでいます。左のスフィアを青い円に移動させると……
右の画面に移動しました。円の中だけ左右のステージが入れ替わっているというわけです。
右のスフィアを移動させて音を鳴らすと……
見張りが移動。しかし、このままでは右のスフィアが見張りに見つかってしまいます。
見張りが右のスフィアを見つけてしまう前に、今度はオレンジの円にいる左のスフィアで音を鳴らします。
すると、見張りがオレンジの円の場所に移動。この間に左右のスフィアを移動させてゴールさせればOK。画像では簡単そうにみえるかもしれませんが、左と右のスフィアを同時に動かしていると頭がこんがらがってきて、「あれ今どっちのスフィアを動かそうとしたんだ?というか早く動かさないと見張りが戻ってくる!」となりめちゃくちゃ焦ります。
文章で説明するとよくわからないですが、以下のプレイムービーを見ると一発で理解できるはずです。
左手と右手で別々のキャラを操作し脳がパニックに陥るゲーム「Semispheres」をプレイしてみました - YouTube
デモプレイでは、上述のようなシンプルなステージから難解なステージをプレイ可能。テレポートやスフィアの入れ替わりなどが登場する難解なステージでは、プレイを止めて「まずは右のスフィアを動かして見張りの注意を引きつけてその間にあっちの見張りの注意を……」などと頭で考えることが必要で、パズルゲームとして完成度の高さを実感しました。
Semispheresの公式プレイムービーを見ると、ステージがどのようなものかわかると思います。
Semispheres gameplay - YouTube
左右の手で別々のスフィアを操作するというのは難しいですが、うまくクリアできたときの快感は格別。なお、SemispheresはWindows/Mac/Linux、PS4、Xbox Oneで2016年後半にリリース予定です。
・関連記事
パズルを解かないと次のページに進めない機械仕掛けの木製パズル本「Codex Silenda」 - GIGAZINE
世界で最も難しいパズル10選 - GIGAZINE
900万円のクロスワードパズルに文字を書き込んでしまったおばあさん、警察から厳重注意を受ける - GIGAZINE
ドットをつないで消していく、シンプルながら奥深いパズルゲーム「Dots & Co」をプレイしてみました - GIGAZINE
難解な古文書を読み解き再現した「アドバンスド摩訶大将棋」、50種192枚もの駒を使用 - GIGAZINE
・関連コンテンツ