生き物

「犬派は猫派より友だちが多い」など、犬派・猫派の人物像を16万人のデータからFacebookが分析


8月8日は動物愛護団体・国際動物福祉基金によって「World Cat Day(猫の日)」と定められています。Facebookがそんな猫の日にちなんで、インターネット上の猫派・犬派にはどのような違いが見られるのか?というデータを分析して公表しました。

Cat People, Dog People - Research at Facebook
https://research.facebook.com/blog/cat-people-dog-people/

Facebookが分析したのはアメリカ在住で犬や猫の写真をFacebook上で公開している16万人のデータ。写真に写っているのが犬か猫かを判断するためには、Facebookが視覚障害者のサポートに使用している物体認識技術を用いたとのことです。


データを分析したところ判明したのは、以下の事実。

◆1:犬派はより友だちが多い


調査の結果、犬派は猫派よりも平均して26人友だちが多かったとのこと。犬は群れを作って生活する生き物ですが、オンライン上の犬派も犬の行動と同じく、他人とつながりを持ちやすい傾向にあるようです。一方で猫派はイベントに招待される回数が犬派よりも多い様子。

また、当然のことながら、犬派は犬派と、猫派は猫派と友だちになりやすいことがわかりました。特に猫派の人々が猫派の友だちを作る回数は、猫派の人が人全体と友だちになる回数の2.2倍。しかし、猫派の人が犬派の人と友だちになる回数も通常の1.8倍となっており、全体として、猫派の人々は動物好きな人全体と仲良くなりやすい傾向にあると言えます。この点、犬派の人は前者が1.8倍、後者が1.6倍となっていました。

◆2:猫派はシングルが多い


プロフィールの「交際ステータス」のデータを元に分析を行った結果、シングルの猫派は全体の30%、シングルの犬派は全体の24%で、猫派は犬派よりもシングルが多いことが判明。ただし、「孤独な老年の女性が猫を飼う」というステレオタイプのイメージに反して、猫派のシングルには若者や男性も多く見られました。

◆3:娯楽の種類
Facebookで「いいね!」を押した回数から、猫派の人々は本・テレビ・映画といったインドアの娯楽を好む傾向にあるとのこと。また、特にファンタジーものやSF、アニメなどを好む傾向が犬派より高かったようです。

以下は犬派・猫派が好む本の傾向をグラフにしたもの。青色のグラフが猫派に好まれやすい作品、緑色のグラフが犬派に好まれやすい作品を示しています。猫派に好まれる本には「吸血鬼ドラキュラ」「不思議の国のアリス」「ホビット」「スティーヴン・キング作品」「ハリー・ポッター」などが並んでおり、一方で犬派に好まれる本は「食べて、祈って、恋をして」「人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章」「親愛なるきみへ」などのほか、「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」という作品は群を抜いた人気です。猫派・犬派の偏りがない作品は「ハンガー・ゲーム」「グレート・ギャツビー」など。


テレビ番組の場合、猫派が好むのは「NARUTO -ナルト-」「ポケットモンスター」「スタートレック」などで、犬派が好むのは医療ドラマの「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」や富豪一家のリアリティ番組「ダック・ダイナスティ」、若者の私生活に密着した「ザ ヒルズ」など。中立的なテレビ番組には「LOST」や「ロー&オーダー」といったドラマが挙がっていました。


映画の場合はこんな感じ。猫派がより好むのは「ターミネーター」「エイリアン」「チャイルド・プレイ」などで、一方で犬派により好まれるのは「ハングオーバー!」「きみに読む物語」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」など。猫派・犬派の偏りがない作品には「アナと雪の女王」「トランスフォーマー」「セブンティーン・アゲイン」などがあります。


◆4:生活する場所


猫派と犬派で友人とのつながり方に差があることは前述した通りですが、これには地理的な問題も関わっています。犬派の人々は、犬がのびのび生きるだけの空間的余裕がある田舎地域に集中する傾向があり、一方で猫派は都会暮らしの人によく見られました。以下の図では、赤色で猫派の多い地域が、青色で犬派の多い地域が示されており、特に赤色が都市部に集中しています。物理的につながることが難しいからこそ、オンライン上で連絡を取る傾向にあるのかもしれません。


◆5:表現する感情の違い
Facebookにはその時の気分をアイコンで投稿する機能がありますが、犬派・猫派でどんな気分を表現する傾向にあるのか?ということが調べられたところ、猫派は「疲れた」と表現しやすい傾向があることが判明。しかし、同時に「幸せ」「好き」といった感情も表現しやすく、全体として「猫派はさまざまな感情を表現」し、犬派は「興奮や誇りを表現しがち」だと結論づけられています。

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in 生き物, Posted by darkhorse_log

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