爆速でルービックキューブを解く様子をスローモーションで再生するとこうなる
ルービックキューブは1974年にハンガリーの建築家であり彫刻家のアーノ・ルービック氏が発明したパズルで、2016年現在でも世界中でプレイされており、その人気は熱狂的なプレイヤーがルービックキューブのクリア最速タイムを競う大会まで開催されるほどです。ルービックキューブのプレイヤーが解くときは、目にもとまらぬスピードでルービックキューブを回転させるため、見た目では何が起こっているかよくわからないのですが、その様子をスローモーション撮影したムービーが公開されています。
Speed Solve of a Rubik's Cube in Slow Motion - Numberphile - YouTube
ムービーの冒頭では、スローモーションではなく通常のスピードでルービックキューブを解いている様子が映し出されるのですが……
手の動きが速すぎて、素人目には何をやっているかは理解不能。
わずか11.755秒で解いてしまいました。
この爆速プレイをスローモーションにすると、手の動きがよくわかります。開始から0.26秒でルービックキューブをつかみ……
ほぼ同時に一番下の段を回転。
0.70秒後には右の2列を回転させました。この段階でゴールまでの道筋はある程度見えているようですが、恐ろしいまでに素早い判断です。
右の2列の回転が終わらないうちに、一番上の段を左に回転。なんと1秒間に4回ものアクションを済ませています。
スローモーションを見ているとわかるのが、1つのアクションが終わらないうちに次のアクションに入っているということ。以下の画像では、下の段を回転させ、その回転が終わらないうちに、すでに一番右の列を回転させ始めているのがわかります。
3.43秒が経過したときには、色が少しずつそろい始めています。
時折、ルービックキューブを見つめて明らかに何かを考えているであろう瞬間がありますが、その時間は0.3秒にも満たないレベル。
ここで10.500秒が経過。1秒後にはルービックキューブを解いていることになります。
最後の追い込みということなのか、ラスト1秒間は作業スピードがそれまでよりアップ。
カウントしてみると、最後の1秒間には11回ものアクションが行われていました。
なお、ルービックキューブの配置は4325京2003兆2744億8985万6000通りあるのですが、最も効率的な手順で解くときにかかる最小の手数は「神の数字」と呼ばれていて、ルービックキューブを研究するチームがGoogleの協力を得て計算したところ「20手」であることが2010年に証明されています。
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