試食

明太子や明太バターがチューブからにゅ~っと出てきて白ご飯のお供だけでなく調味料としても使い勝手抜群なふくやの「ツブチューブ」試食レビュー


ごはんのお供である明太子はパンやご飯に載せたり料理に使う時に皮から卵をほぐすのが面倒だと感じることも。ふくやの「ツブチューブ」はそのままの明太子や、味付けした明太子をチューブに詰めており、チューブを握るだけでニュ~ッと明太子を好きな分量だけだせるようになっています。明太子好きとしては一度手をださずにはいられなかったので、実際に購入して食べてみました。

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ということでこれがツブチューブ。全部で11種類を購入しました。


チューブの全長は15.5cmくらいで、キャップを下にするとこんな感じで自立します。パッケージは明太子の粒をイメージしたかのような円を真ん中に配置したデザインで、「tubu tube」という文字もおしゃれでポップな雰囲気です。以下はツブチューブのうち、プレーンの「レギュラー」と「マイルド」


それぞれのチューブには賞味期限のシールが貼られていて、同時に到着したチューブでも賞味期限はさまざまでした。


原材料名にはすけとうだらの卵、食塩、香辛料などが入っていて、特に変わった材料は入っていません。


以下の2つはスパイシーな「ハバネロ」と「ブラックペッパー」


原材料名を見てみたところ、すけとうだらの卵はマイルド・レギュラーと同じなのですが、それに加えてハバネロパウダー、唐辛子、ブラックペッパーなどが並んでいます。


さらに、以下の4種類は「調味料カプセル」が入った「ゆず」「バジル」「オレガノ」「ごま油風味」


原材料名にはオニオンブイヨン、食用オリーブ油、食用ゴマ油といった名前が並びます。ただし、バジルやオレガノ味の明太子にハーブそのものの名前は並んでおらず、香りは香料でつけられている様子。


さらに、明太子を別の素材とミックスしたのが「明太子+バター」「明太子+とろろ」「明太子+和風だし」の3種類です。


いずれも、品名が「めんたいスプレッド」「辛子めんたいこあえもの」「魚卵加工品」となっているのが、品名が「辛子めんたいこ」となっている他のチューブとの違い。原材料名を見てみると、「明太子+バター」にはバターやマヨネーズ、「明太子+とろろ」には山芋・魚醤・かつお節エキス、「明太子+和風だし」には清酒・こんぶエキス加工品などが並んでおり、ツブチューブのうち最もアレンジされているのがこの3種類のようです。


ツブチューブはチューブを握って軽く力を入れるだけでチューブの先からにゅっと明太子が出てくるという仕組み。明太子の皮を破って卵をほぐして……という作業が不要なので非常にラクです。


ということで、全11種類のツブチューブを絞ってみました。種類によって少しずつ色が違うのがわかります。


まずはレギュラーを食べてみると、驚くほどに普通の明太子。卵のつぶつぶ感はまったく損なわれておらず、まさに今、皮からほぐしたばかりの明太子という感じです。


少し色が薄いのが「マイルド」。レギュラーよりも少し辛みは抑えてありますが、たらこよりは少しスパイシーです。


明太子+バターはこんな感じ。100%明太子なレギュラーやマイルドとは違って、バターの中に明太子が練り込まれている様子。


明太子+山芋も同じ感じで、粘り気が強いので、スプーンですくうとテロ~ンと伸びます。


明太子+和風だしは、ゼリーのようなものの中に明太子の粒が閉じ込められていました。


以下は「調味料カプセル」の入ったバジルとオレガノ。一見すると普通の明太子に見えますが……


よく見てみると、すけとうだらの卵に混じって透明なカプセルが入っているのがわかります。これが、それぞれのフレーバーをプラスする調味料カプセルになっているわけです。


他よりもやや赤みが少ないのが「ハバネロ」と「ブラックペッパー」。これは小さな唐辛子やブラックペッパーの粒が視認できました。


ということで、まずは白ご飯と一緒に食べてみます。


レギュラーの明太子をにゅーっとご飯の上にだして……


明太ご飯の完成。


食べてみると、いつもの明太子と何ら変わらない味で、素直に明太子好きの欲望を満たしてくれます。皮の食感などがないので食べやすく、純粋にたまごのプチプチした食感のみを楽しめました。


他のツブチューブでもご飯にかけて食べてみます。明太子+山芋のツブチューブをかけて食べると……


これが絶品。山芋と明太子の相性は非常によく、おかずは不要、とろろご飯が好きな人ならこれだけでひたすらご飯を食べ続けられそうです。


また、明太子+バターをかけてみると……


これもかなりグッド。こってりしたバターの風味と少しスパイシーな明太子の風味がマッチしており、ゆっくりとバターが溶けてご飯に絡んでいくのもいい感じでした。


予想外にどの味も白ご飯に合うツブチューブに驚愕しつつ、オレガノを試してみます。


ハーブの香りが口の中にふわっと広がるオレガノのツブチューブは単体としてはおいしいのですが、あまりにもイタリアンな味わいなので、白ご飯と一緒に食べると「何かが少し違う……」と違和感を感じました。


ということで、バジル・オレガノ・ハバネロのツブチューブは、クラッカー&クリームチーズと一緒に食べてみることに。


まろやかな味わいのクリームチーズとスパイシーな明太子の相性がいいうえに、バジルやオレガノの香りは非常にはなやかで、ただクラッカーに載せただけなのに、やたらとオシャレな食べ物に。


また、ハバネロのツブチューブは単品で食べると「辛い!」と思わず叫んでしまうスパイシーさなので、温かいご飯と一緒に食べるとさらに辛さが増して口の中が大変な事態になります。しかし、クリームチーズやクラッカーと一緒に食べるとまろやかさがプラスされ、ピリッとした刺激はお酒のお供にも最適。


さらに、バゲットを軽く焼いて……


明太子+バターを絞って食べてみます。


バゲットが温かいので、バターがとろりと溶けてきたところで……


バクリと食べてみると、バターのコク&塩気とスパイシーな明太子が小麦粉の香りとマッチして至福の瞬間を味わえます。おうちで明太フランスを作ろうとすると、明太子をほぐして、固いバターと混ぜて……と手間ですが、ツブチューブなら一瞬で明太フランスを作れてしまえるので、時間のない朝でも明太子三昧ができます。


さらに、ゆず味や明太子+和風だしは和食に合いそうだったので、豆腐にかけてみることにしました。


ゆず味のツブチューブは柑橘系のさわやかな香りがふわりと口に広がり、同時に明太子の味も楽しめるというもの。豆腐との相性もまずまずで、ツブチューブは調味料としても使えそうなことが判明。


明太子+和風だしは清酒の香りが少し強く感じられるので、好みが分かれそう。お酒のにおいが気にならない人、むしろどんとこいな人は豆腐に食べてもよさそうですが、どちらかと言うと熱を加えた調理に向いているのではないかな?と思えるような仕上がりでした。


さらに、バジルやオレガノのツブチューブとお刺身を使ってカルパッチョを作成してみます。


作り方は非常に簡単で、買ったお刺身にツブチューブをのせるだけ。ツブチューブは好きな分量だけピンポイントで明太子を配置できるので、飾り付けにも便利です。


オリーブオイルを軽く垂らして完成。


食べてみると、これがめちゃくちゃ美味。オリーブオイルとバジル・オレガノの相性がよく、イタリアンの風味が全開で、お刺身と明太子の相性はもちろん最適なので、「むしろなぜこの食べ方がメジャーでないの……?」というほどの仕上がりに。


ツブチューブを完全に調味料として使ってもOKとのことなので、鶏ムネ肉に明太子+とろろ、明太子+和風だしのツブチューブをまぶして……


フライパンで焼きます。


たっぷりツブチューブをまぶしてみたものの、もともとの味がそこまで強くないのと、焼いているうちに明太子が剥がれてしまうのとで、かなりあっさりした仕上がりに。明太子+和風だしはほんのりと香るだしと、明太子の旨みがお肉とマッチしていますが、牛肉などの味が強いお肉だとツブチューブの風味が消えてしまいそうなので、鶏ムネ肉や白身魚など淡泊な素材との相性がよさそうです。


また、レンジでチンした小松菜・もやし・にんじんなどの野菜にごま油風味のツブチューブをあえれば、明太ナムルなるものも簡単に完成します。好みでニンニクを加えてもよさそうですが、あくまでほんのりごま油風味の明太子なので、あまりニンニクを加えるとツブチューブの味が負けてしまいそうでした。


締めとして、ツブチューブでパスタを作ってみます。ゆでただけのパスタを用意して……


明太子+バターのツブチューブを麺の上に絞っていきます。


温かいパスタの上でバターがとろりととろけて、香ばしい匂いに食欲をそそられます。


明太子のパスタを作る際に、油と明太子がうまく絡まずに均一に味付けできないことがありますが、ツブチューブの場合は明太子とバターがもともと均一に一体化されているので、麺と明太子をまんべんなく絡ませることが可能。


さらに、辛さが欲しい人ならハバネロを、和風パスタにしたい人はゆず風味を、イタリアンを味わいたい人はバジルのツブチューブを追いチューブすれば、自分好みの明太子パスタを即座に作れて非常に便利です。


ということで、ツブチューブ11種類を使ってみた感想まとめは以下のとおり。

レギュラー:スタンダードな明太子をチューブ状にしたもの。明太子の身をほぐす必要がなくいつでもサクッと食べられることと、冷蔵庫でもすっきり収納ができるのがポイント。
マイルド:レギュラーから辛みを少し減らしたもの。たらこほどマイルドではないが一般的な辛子明太子ほど辛くないので食べやすい。
ハバネロ:前知識なしで食べると「辛っ!!!」と叫ぶスパイシーさ。ただし辛いもの好きであればくせになりそうな雰囲気で、「お酒のつまみとしてハバネロのツブチューブをなめるのもアリかも……」と語る編集部員も。
ブラックペッパー:ハバネロよりは辛くないが、レギュラーよりは少し辛いツブチューブ。ただ辛いだけでなく、黒コショウの香りはしっかり感じられます。
ゆず:白ご飯に合うのはもちろんのこと、和食のアクセントとしても使えそうな雰囲気。ゆずの香りはしっかり感じられます。
ごま油:ごま油というよりはごまそのものの香りが感じられるツブチューブ。これもゆずと同じく白ご飯のみならず和食のアクセントとして使えそうです。
バジル・オレガノ:白ご飯よりもクラッカー・パスタなどに合う。食材をあっという間にイタリアンな雰囲気にでき、かつ明太子の味わいが楽しめるという不思議な体験ができるので、イタリア料理が好きな人におすすめ
明太子+バター:白ご飯・パン・パスタなど、さまざまな炭水化物との相性が抜群。一家に1本あって損はないレベル。
明太子+とろろ:白ご飯との相性がとにかく最強。とろろご飯が好きな人なら一度は試す価値アリ。
明太子+和風だし:最も使い方が難しいと感じられたツブチューブ。明太子そのものよりも味が柔らかいのでご飯のお供としては少しインパクトが弱く、料理としての上手な活用が求められそうです。清酒やだしの香りはしっかり口の中に広がるので、それらが好きな人は試してもよいかも。

本当にチューブの中からにゅーっと明太子が出てくるとちょっと不思議な感じがしますが、味はまごうことなき明太子で、チューブ状になることで卵をほぐす必要がなくなるほか、飾り付けにも便利で、さらに冷蔵庫での収納も楽ちんという点が非常に優れているツブチューブ。風味に色んなバリエーションがあるので、これまでにない明太子の可能性を探れるほか、明太子を調味料として使えるのも便利でした。


なお、価格はレギュラー・マイルド・ハバネロ・ブラックペッパー・ごま油・バジル・オレガノ・ゆずが税込864円で、明太子+とろろ・明太子+和風だし・明太+バターが税込540円となっています。

博多中洲 味の明太子 ふくや: tubu tube
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in 試食, Posted by darkhorse_log

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