世界最小のコンデジサイズの天体撮影カメラ「Tiny1」

天体写真を撮影するには高額な機材を大量に必要としますが、世界最小の天体撮影カメラ「Tiny1」は、コンパクトデジカメ程度のサイズにもかかわらず、ハイクオリティな天体写真が撮影可能です。
Home - Live on Indiegogo - TinyMOS
http://tinymos.com/
Tiny1がどのようなカメラなのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。
Tiny1: The world’s first astrophotography camera made to be small, smart and sociable on Vimeo
子どもが手にしているのがTiny1。一見するとコンパクトデジカメのようにしか見えません。

ポケットに入れて持ち運ぶことができます。

夜空にファインダーを向けると、ディスプレイには撮影中の星に対応する星座が表示されています。

大げさな機材を使わずとも、子どもでも簡単に天体写真を撮影可能。

以下は実際にTiny1で撮影された天体写真。


天体撮影だけでなく、通常のカメラとしても使用できます。

撮影した写真は瞬時にスマートフォンと同期させることができ、SNSへのアップロードもらくらく。

以下は一般的な天体撮影に必要な機材を並べたもので、左上の赤枠で囲まれているのがTiny1を使った撮影で必要なもの。一般的な機材に比べると1500ドル(約15万円)~5000ドル(約50万円)ほども安く済ませることができ、重量・コストともにTiny1がいかに優れているのかがわかります。

実際にTiny1で撮影されたタイムラプスのムービーを見れば、Tiny1でどんな天体写真が撮影できるのかがわかります。
Melbourne Time Lapse - YouTube

Tiny1はディスプレイから撮影モードを選択できます。

星座モードだとこんな感じ。

スマートフォンライクなUIを備えており、例えば「Mars(火星)」と入力すると……

ディスプレイ上に指針が現れ、火星がある方向を導いてくれます。

矢印の方向にカメラを動かしていくと、茶色い円が現れて火星の位置をすぐに見つけ出すことができました。

Tiny1のディスプレイを再現したAndroidアプリがリリースされているので、気になる人は以下からゲット可能です。
Tiny1 Astronomy Camera Demo - Android Apps on Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tinymos.camera&hl=en
Tiny1はレンズアダプターを使用することで他社製のレンズや天体望遠鏡に接続することができ、以下のムービーで実際にレンズアダプターの説明がされています。
What makes the Tiny1 social media friendly? on Vimeo
Tiny1の標準レンズは交換式で、必要に応じて異なるレンズを付け替えることができます。

レンズアダプターを使って他社製のレンズを装着するとこんな感じ。

天体望遠鏡にも装着でき……

Tiny1の高性能なセンサーとハイエンドの天体望遠鏡を組み合わせた撮影も可能になるわけです。

なお、Tiny1は製品化に向けてIndiegogoで出資を募集中です。すでに「Tiny1×1台+ワイドアングル28mmレンズ(F1.2)」をゲットできる399ドル(約4万円)の出資プランは定員に達しており、次に低額なプランは「Tiny1×5台+ワイドアングル28mmレンズ(F1.2)」をゲットできる1925ドル(約19万3000円)のプランとなっています。発送は2017年2月ごろの予定で、出資の締め切りは2016年7月10日です。
Tiny1: The Worlds Smallest Astronomy Camera | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/tiny1-the-world-s-smallest-astronomy-camera--2#/

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